こんにちは。やもともりです。
子育てしていると、時には子どもを叱ることも必要ですよね。
叱ることに慣れていなかった私は、娘を叱った後によく反省していました。
もっと優しく伝えたかった。
夜遅くまで遊び続ける娘に長々と説教し、寝る時間がさらに遅くなったこともあります。
しかし、「叱る基準」を決めて実践し始めてからは、感情的に叱ることが大幅に減りました。
この記事では、子どもを叱る前に心を落ち着かせる方法と、効果的な叱り方について書きます。
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叱るときに大切なこと
叱るときに大切なのは、 相手に寄り添って分かりやすく伝えることです。
イライラしたら心を落ち着かせる方法を試し、「そもそも叱る必要があるのか」を判断。
その上で、叱る必要があれば効果的な叱り方を意識します。
心を落ち着かせる方法
子どもが悪いことをしたとき、余裕がないと感情をぶつけたくなりますよね。
感情をぶつけるだけなら、「叱る」ではなく「怒る」です。
やもともり
この状態では、子どもに寄り添うことも、分かりやすく伝えることもできません。
まずは感情を抑えるために以下をおこないます。
イラッとしたら6秒息を吐く
子どもの言動でイラッとしたら、6秒間ゆっくり息を吐きます。
暴言ではなく、息を吐く。(出来れば別の部屋に移動して心を落ち着かせます。)
やもともり
「怒りという反応が起きてから理性的になれるまで6秒かかる」と言われています。
叱る必要があるのか判断
叱る必要があるのか、自問自答で判断します▼
- 誰かの大切なものを奪ったり傷つけたりしているか?
- この怒りの正体は何なのか。失望?悲しみ?不安?焦り?
- 子どもに勝手に期待していただけでは?
- 親の都合や価値観を押し付けていないか?
- 自分も過去にしていたなら、お互い様では?
やもともり
叱るほどでなければ、
「次からは〇〇しようね。」
などと声を掛けて終わりにします。
効果的な叱り方
叱る必要があると判断した場合、子どもの心に届く叱り方をします。
1. いつどこで叱るかを判断
叱ると決めたら、今すぐに叱るか、後の方が良いかを判断します。
ポイント
命や犯罪に関わる場合は、すぐにその場で。
そうでなければ後で叱る方が落ち着いて話せます。
また、叱る場所も重要です。
周りに人がいる状況で叱ると、子どもの自尊心が傷つきます。
私が娘を叱るときは、二人でソファに座ります。
やもともり
座って目線を合わせると、お互い落ち着いて話せるからです。
2. 事実だけを述べる
子どもに現状を把握してもらうため、親はまず事実だけを述べます。
【 例 】
寝る時間を過ぎても遊び続けている子どもには、「寝る時間を過ぎているね。」とだけ伝えます。
【NG例】
「毎日毎日、何度言われたら分かるの。早く寝ないとダメでしょ!」
やもともり
紙に書いて整理しながら話すのもオススメです。
3. 理由を聞き、復唱する
穏やかな口調で、子どもに理由を聞きます。
【 例 】
「寝る時間を守れなかったのは、どうしてかな?」
子どもなりの考えや事情を教えてもらいます。
子どもが話し終わるまで親は反論せず、聞き役に徹します。
このとき親が子どもの発言を復唱しながら優しく聞くと、
しっかり話を聞いてもらえてる。
という安心感が生まれます。
また、復唱により子どもは自身の言動を客観的に見ることができます。
4. 共感し、良いところは褒める
共感しながら聞くことも大切です。良かった点は認めて褒めます。
【 例 】
「うんうん、ゲームに夢中になってたんだね。楽しく遊んでると、つい時間を忘れちゃうよね。」
【 例 】
「歯磨きとドライヤーを先に済ませたことは素晴らしいね。」
5. 悪い影響について一緒に考える
〇〇すると(〇〇しないと)、誰にどんな影響があるかを子どもに考えてもらいます。
【 例 】
「寝る時間が遅くなると、どんな問題があるかな?」
ここで大切なのは、親の考えを押し付けず、子ども主体で話してもらうことです。
親は質問者になり、補足やヒントが必要なときだけ意見を言います。
また、悪影響が複数あっても、なるべく1つに絞ります。
やもともり
一度にたくさん伝えると子どもは混乱しますし、叱る時間も長くなりますよね。
【 例 】
寝るのが遅くなるとどうなるか→「寝不足で体調を崩しやすくなる。」
【NG例】
寝るのが遅くなるとどうなるか→「寝不足で体調を崩しやすくなる。頭が働かなくなる。成長ホルモンの分泌が不十分になる。朝早く起きられなくなる。学校に遅刻など・・・」
6. 今後どうするかを一緒に考える
今後どうしていくかを子どもに考えてもらいます。
意見が出なければ親から提案します。
【 例 】
遊びに熱中すると時間を忘れがちだから、タイマーをセットする。
最終的に、子どもが納得できることが大切です。
親の意見を一方的に聞かされた子どもは、納得できないと同じことを繰り返します。
やもともり
いい案が浮かばなければ、妥協案を出します。
【 例 】
「今はいい案が浮かばないから、時間をかけて考えていこうね。」
「まずは注意される回数を半分に減らせるといいね。」
おわりに
感情的に一方的に叱ると、子どもの心は傷つきます。
穏やかに共感しながら叱ると、子どもの心に届きます。
ゆっくり伝える余裕がない。そんなときこそ、「心を落ち着かせる方法」を試してみてください。
やもともり
それでも感情的になってしまったら、後から子どもに謝ります。
子どもが納得できる「効果的な叱り方」を意識し、実践していきましょう。