やもともりブログ

 HSPママの日常  

「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」

こんにちは。やもともりです。

東野圭吾さんの「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を読み終えたところです。以下にネタバレ無しの感想を書きたいと思います。

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コロナ禍の寂れた観光地で起こる殺人事件。タイムリーな内容といつもながらの読みやすい文体で、飽きることなく一気に読めました。感動系ではなくエンタメ系の推理小説です。

「神尾武司」という風変わりな新キャラクターがとにかく新鮮でした。(伊坂幸太郎さんの作品にも出てきそうな痛快キャラ)

他の登場人物についても、それぞれが抱える事情が終盤に明かされていき面白かったです。誰にでも、知られたくないことってありますよね。さすがの圭吾さん。

ただ、読んでいく中でツッコミどころが多々あり、読後に少し違和感は残りました。

例えば神尾武司さんがやたらと警察に非協力的なところ。彼に無理を言われ、仕事の負担が増える警察や葬儀屋さんには同情してしまいました。

また、ずる賢い手口で次々と重要情報を入手していく展開も、テンポは良いけど主人公たちに都合良く進み過ぎている感がありました。

ということで、私の「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」の評価は星3つでした。

★★★☆☆

私は男の子が生まれたら「圭吾」って名前にしたいと本気で思っていたぐらい、東野圭吾さんがずっと大好きです。

だからその分、毎回読む前に期待をし過ぎてしまうんですよね。

2013年以前の東野圭吾さんの作品には、ハッとさせられるような社会の裏側が描かれていたり、感情が大きく揺さぶられるシーンが沢山ありました。

しかし2014年以降に発表された作品については、安定した面白さはあるけれど昔の作品に比べるとインパクトが足りないんです。(※「人魚の眠る家」と「希望の糸」は泣ける名作なので例外です。)

2013年と2014年の間に、何があったのでしょう。

作品の質ではなく、私自身の中身に変化があって、以前より心が動かなくなったのでしょうか。

年齢を重ねるにつれて知識や経験が増える一方、新鮮に感じることは減ったのかもしれません。(読書中に、心の中でツッコミを入れることが増えてしまいました。)

さらに、2013年と言えば娘を出産した歳。出産や育児を経験していく中で、感情移入する対象が変わったということもあると思います。

色々と失礼なことを書いてしまいましたが、東野圭吾さんが大好きなことに変わりはないです。最近の作品である「白鳥とコウモリ」と「透明な螺旋」をまだ読めていないので、近々読みたいと思っています。

さて、私が本を読み終わって必ずすること。それはAmazonなどでその本のレビューを見ることです。自分と同じような感想を持った人が見つかるとほっとします。

反対に自分の中での評価とネット上のレビューとの間に大きな差があると心配になります。(今回はそんなに差は無かったです。)

自分の感覚が世間とズレていないかを確認するまでが読書です。


おまけ 推理小説やドラマでの違和感


「被害者と最後に会ったのはいつですか」と警察に質問されたとき、何も見ずすぐに「2週間前の木曜日だったと思います」って答えられるのすごくないですか?

私はスケジュール帳や写真フォルダを確認しないと、こんな風には答えられないです。

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