こんにちは。やもともりです。
ゴールデンウィークも終盤ですね。
今年は近場へお出かけした程度でしたが、娘が楽しそうに過ごす姿をたくさん見られたので親として勝手に満足しています。
とはいえ終始平和だった訳ではなく、GW中頃に娘の誕生日プレゼントの件でいざこざがありました。今日はそのことについて書きます。
もうすぐ誕生日を迎える娘(Y)が私と夫に言いました。
今年のプレゼントは地球グミがいいなぁ
地球グミとは、YouTubeやTikTokで紹介されたことを機に品切れ続出となっている外国製のお菓子です。見た目は丸くて水色。正式な商品名は「Trolli(トローリ) プラネットグミ」と言うそうです。(※以下の画像はAmazonより拝借しました)
ネットで調べたところ、1個あたりの価格は150円~300円ほど。
1袋あたりではなく、1個あたりの価格です。
偽物らしきものも多数出回っています。
てっきり1袋4~5個入のものを欲しがっているのかと思いきや、娘は「透明のプラスチックケースに60個入っているもの」が欲しいそうです。60個入となると、安くても9000円かかります・・・。
それを聞いた夫が娘に対し、いつも以上に厳しい口調で言いました。
パパは反対っ!グミ60個なんて後悔することが目に見えている。地球グミは1袋だけにして、あとは他に欲しいものにしたら?
夫は倹約家なので、無駄遣いや衝動買いに対して嫌悪感を持っています。特に娘のお金の使い方に関しては日頃から気にしているようで、「Yが将来、浪費家にならないか心配だ」と口にすることもあります。(それぐらい、娘はお友達やYouTuberさんの持っているものをすぐに欲しがるのです。)
私も夫の意見には賛成です。ただ、夫の口調がきつかったことだけが気に障りました。それに、あまりに高価なものでない限り、プレゼントに何をもらうかは娘の自由にしておきたいです。お小遣いについても同様、小さな失敗を経験しながらお金の使い方を学んでいけばいいと思っています。
きつく反対された娘はしょんぼりして言いました。
うーん・・・。でも・・・、他に欲しいプレゼントは思いつかないし、たくさんあれば友達と一緒に食べられると思ったから・・・。
夫からは、
それならお金として受け取っておいて、欲しいものが見つかったときに買えばいい!友達と食べるにしても60個は多すぎるでしょ!
と提案してくれましたが、娘はそれを聞いても悩むばかり。そして夫のことを怖がっているように見えました。
自分の希望を強く反対されたら傷つきますし、結果がどうなろうと「反対された」という事実はしこりとなって残ります。
娘に甘過ぎる私はつい娘の方に加勢してしまいました。
パパが言う通り後悔するかもしれない。でもそれはそれで経験になるよ。今回はYの誕生日プレゼントだから、私はYが欲しいと思ったものでいいと思うよ。
良い人ぶる私のせいで夫が悪者のようになってしまったことは申し訳なかったです。しかし2人から反対されたら娘はさらに落ち込んでしまうでしょう。
娘にはどうしたいかゆっくり考えてもらうことにし、家族会議は終了しました。
不機嫌夫としょんぼり娘の間に挟まれた私はモヤモヤしながら、ゴールデンウィークの後半を案じました。どんよりとした空気の中で過ごすことになるのはつらいです。
その日の夜、布団の中で娘が半泣きしながら私に言いました。
今日ね、パパに地球グミを反対されてすごく悲しかった。ママは私が欲しいプレゼントで良いよって言ってくれたからそうしたいけど、パパに言われたことがずっと気になっちゃう。
パパもYが後悔することになると可哀そうだと思ったから、あえて厳しく言ってくれたんだと思うよ。少し言い方がきつかったことについてはママも気になったから、ママからパパに伝えておくね。
うん・・・。ありがとう。うーん・・・、やっぱり悲しくて眠れない。
娘がいつもより遅めに寝入ったあと、私はリビングに行き夫と話し合いました。
私から夫に伝えたことは、娘に意見を伝えてくれたお礼と、Yがすごく悲しかったと泣いていたこと。そして、できればこれからはもう少し優しく伝えてあげて欲しいというお願いです。(私も感情的になっており、だんだん夫を責めるような言い方になってしまいました・・・。)
夫は不服そうな様子でした。厳しく伝えたのはあえてそうしたとのことです。
その夜は私の意見を夫にぶつける形となってしまったので、夫はきっとイライラしたまま眠ることになったと思います。私は自分の言い方にも反省し、モヤモヤしたまま寝ました。
翌朝、夫が娘に言いました。
プレゼントのことだけど、Yが欲しいモノでいいよ。
娘はそれを聞いてポカンとしながら「うん」とだけ答えました。
そのあとお昼ご飯を食べているときに娘が恥ずかしそうに言いました。
プレゼントのことだけど・・・、地球グミは1袋にして、残りはお金をもらって取っておきたい。
夫も私も、「よく考えて結論を出せたんだね。」と娘に言いました。いつの間にか、夫の表情は柔らかくなっていました。
娘が夫に気を使ってそういう結論を出したのか、それとも60個は多すぎると正気になってくれたのか。どちらかは分かりませんが、私はいつもの平穏が戻ったことに安堵しました。
以前から、「お金の教育」に対する考え方に夫婦間でズレがあるとは感じていました。甘過ぎて娘を浪費家にしてしまいそうな私と、倹約過ぎて娘に厳しく口を出す夫。
今回の誕生日プレゼント選びではたまたま(もしくは娘が気を使ってくれたおかげで)丸く収まる結論となりましたが、これからも「お金の教育」に関して夫婦間で意見の食い違いが出てくると思います。夫に歩み寄れるよう、私と娘の方が意識を変えていく必要があるなと思いました。
そのため、以前購入していたこちらの本を、娘と一緒に読み進めていくことにします▼
私はすでに1度読みましたが、お金に関する基礎知識が分かりやすく解説されています。書き込めるページがあるところや、イラストとマンガが多いところも気に入りました。
そして娘には今のところ、この本の以下の項目を読んでもらいたいなと思います▼
- それは本当に必要なもの?
- どうして衝動買いしちゃうのかな?
- ものの値段はどうやって決まる?
- おこづかいの「KANRI箱」をつくる
娘がお金に関することを楽しく学んでくれますように。
そして夫婦間や家族間での揉めごとが少しでも減りますように。