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【子どもの嘘やズルへの対応】髪の毛を洗ったと見せかけるも見破られる娘

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こんにちは。やもともりです。

我が家の娘は小学3年生。最近少しだけ嘘やズルが増えたように感じます。ささいな嘘や子どもらしいズルだとしても重なると心配になり、一時期は深刻に捉えていました。

今後エスカレートするかもしれない
今のうちに厳しく注意した方がいいかなぁ

しかし対応の方法を決めたあとは、子どもの嘘やズルに対して柔軟に受け止められるようになりました

今日は「子どもの嘘やズルへの対応」について書きます。

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子どもの嘘やズルの事例

  • 自分を守るための嘘や隠しごと
  • 注目されるための嘘
  • 自分が得をするためのズル

子どもだけでなく大人でも、嘘や隠しごと、ズルをすることはありますよね。

私も「自分を守るための嘘や隠しごと」が多い人間なので偉そうなことは言えません・・・。

子どもの嘘やズルは可愛いものから深刻なものまで様々▼

  • おやつを食べたのに食べていないと言う
  • トランプでこっそり隣の人のカードを見る
  • モノを壊したことを黙っている
  • テストでのカンニング
  • 「ママは全然太ってないよ」など、相手を思いやる優しい嘘
  • お友達のオモチャを持ち帰ってしまう、など

また、年齢が上がるにつれて子どもの嘘やズルの内容は巧妙になっていきます記憶力想像力が増し、知恵もついてくるためです。

娘の最近のズルは、髪の毛を洗ったように見せかけること。お風呂上がりに髪を乾かし終わった娘に対し違和感を覚えました▼

今日は娘のお風呂の時間が短かった気がする
ドライヤーで髪の毛を乾かす時間も短かった
髪の毛を乾かすために頭に巻くターバンが、今日はほとんど濡れていない
娘からシャンプーの香りがしない

娘に「髪の毛洗った?」と聞くと、返ってきたのは「・・・洗っ・・・てない笑」という答え。

自分も子どもの頃こういうズルしたよなぁ」、「お互い様」と考えると大目に見られるものです。しかしこのときの私は、今後娘のズルがエスカレートするのではと心配でした。最近の娘は他にもささいな嘘やズルを重ねていたからです。

子どもの嘘やズルへの対応「直球よりも変化球で」

子どもが「人の大切なものを奪ったり傷つけたりすること」をしたときには叱ります。

あわせて読みたい▼

一方で「人の大切なものを奪ったり傷つけたりすること」以外の嘘やズルに対しては、以下のように色々な方法を試しています▼

  1. 正論ではなく意外な提案をする
  2. 親が子ども時代にしたズルについて話す
  3. 笑いに変えて、優しく短く注意する
  4. 見なかったことにする
  5. 正直に話してくれたことをたくさん褒める

我が家の娘は「分かり切った正論」よりも「意外な提案や言い方」の方を好みます。

直球よりも変化球の方が、娘の心に届きやすいです。

①正論ではなく意外な提案をする

嘘やズルはいつかバレるよ。

周りの人が悲しむし、あなたの信用が減ってしまうよ。

子どもが嘘をついたりズルをしたときには、このような正論を伝えることがあると思います。

しかし小学生の娘には最近このような正論が響きにくくなりました。そんなことはもう知っている。分かっている。そのうえで嘘をついたりズルをしたりするからです。

そのため子どもに事情を聞いたあと、正論ではなく意外な提案をするようにしています。

たとえば、髪の毛を洗ったように見せかけた娘の事情は、

シャンプー・リンス・ドライヤーが面倒だった。でも洗ってないと思われたくなかった。

というものでした。娘は髪が長いので各工程で時間がかかります。(しかし髪を短く切ることは嫌とのこと。)

そこで娘にこのような提案をしました▼

  • 言ってくれたらドライヤーを手伝うよ
  • 洗いたくないときは次の日にしっかり洗えばいいよ
  • 美容院で髪をすいてもらうと髪のケアが楽になるよ

この提案以降、娘からたまに「ドライヤー手伝って欲しい」と言われるようになりました。髪を洗ったとごまかすことがなくなって安心しています。

提案がすぐには浮かばないときは、「いい方法がないか、一緒に考えようね」と伝えるだけでもいいと思います。

②親が子ども時代にしたズルについて話す

親が子どものお手本となることは大切ですが、ときには「パパやママも昔はこんなことしてよく怒られた」というだめだめエピソードを伝えるようにしています。

ズルがバレたこと、失敗、反省したのにまたやってしまったこと、嘘を隠しているときの心苦しさ。過去の失敗話を笑いながら話すと子どもは興味を持ってくれますし、子どもの自信や安心感にもつながると思います。

娘のお気に入りは、私が高校時代に球技大会をズル休みして友達にひどく怒られたというエピソード。

③笑いに変えて、優しく短く注意する

大人が子どもの嘘やズルに気づいたとき、子どもを追い詰めないことがとても大切だと思っています。

子どもを追い詰めてしまうと、子どもには逃げ場が無くなってしまいます。それに、さらに嘘を重ねたり、気持ちや事実を隠そうとしたり、自暴自棄になって冷静に話ができなくなったりすることもあります。

そこで、嘘やズルに気づいたら笑いに変えつつ優しく短く注意します。例えば証拠を見つけた名探偵のつもりで▼

ふっ。まだまだ詰めが甘いな。次からは〇〇するんだぞ。

子どもが安心して話せる雰囲気を作りつつ、「嘘やズルは大体バレる」、「隠さず正直に話せば受け止めてもらえる」と伝えられたらいいなと思います。

④見なかったことにする

子どもの嘘やズル。ささいなものなら気づいても見なかったことにする場合もあります。

気づくたびに親が注意すると、子どもは親に監視されている気になるかもしれません。そうすると家が窮屈で居心地の悪い場所になってしまいますよね。

ただし限度は必要です。仏の顔も三度。親の顔は何度かを決めておき、気になったときには注意します。

⑤正直に話してくれたことをたくさん褒める

いつもは都合の悪いことを隠しがちの子。そんな子が自分から正直に話してくれたとき、そのことをたくさん褒めます

叱られる覚悟をしていたのに、正直に話したら優しく聞いてもらえた。それだけじゃなく、褒めてもらえた・・・。

この経験は子どもにとってすごく大きいものですよね。

たとえ子どもを厳しく叱っても、最後はなるべく優しい言葉で話を終えるようにしています▼

  • 話してくれてありがとう。勇気を出せて偉かったね。
  • 隠し続けるの苦しかったでしょう。話したらスッキリしたんじゃないかな?
  • 一度嘘をついたらその嘘をつき続けなきゃいけないから、結構大変だよね。

おわりに

子どもの嘘やズルは当たり前。どう対応しても「次からはやめよう」ではなく「次はバレないようにしよう」となることがあり、絶対の正解は見つかりません

そのうえで出来ること。それは子どもを追い詰めないことです。

ダメだと分かっていてもやってしまうのはお互い様だと許したり、どうしたら良いか一緒に考えたり。ときには「ふっ。まだまだ詰めが甘いな。」と探偵のように振る舞って笑いに変えるのもいいと思います。

今回ご紹介した対応方法が少しでもご参考になると幸いです。

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