こんにちは。やもともりです。
小学5年生の娘に直して欲しい癖が1つあります。
それは、「途中まで言いかけてやめること」です。
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途中でやめられると気になる
娘
あのさ、ピ...。
やもともり
ん?
娘
うーん...。やっぱりいいや。
やもともり
え?言ってよー、気になる。
娘
いい、大丈夫。
いやいや。こっちは大丈夫じゃないよー。
このように途中でやめられると気になります。何を言おうとしていたのか勘ぐって不安になるからです。
せめて「言うのをやめた理由」を教えて欲しい。嘘でもいいから...。
また、娘は言いづらいことを話すとき、声が極端に小さくなります。
娘
あのさ、ピクルス苦手だから
食べて欲しい。
私が何度か聞き返し、大きな声で話すよう頼むと黙ってしまうことも多いです。
この癖は良くないと思い、「言いかけてやめることのデメリット」を娘に伝えることにしました。
言いかけてやめる理由
そもそも、なぜ言いかけてやめるのでしょうか。言いかけてやめる理由と具体例を挙げてみます。
言う必要がなくなった
- この人に頼もうと思ったけど、やっぱり自分でやることにした
- 言いかけたけど途中で勘違いかもと思い、自信が持てなくなった
- 言いかけたけど途中で大したことない話題だと思った
- 言いかけたけど、今はそのタイミングじゃないと思った
相手の気を引きたい
- 相手が好きだから構って欲しい
- 相手が嫌いだから心配させたい
言いにくいことだから、言うのをやめた
- 相手を不快にさせるかもと心配になった
- これを言ったら自分のことをどう思われるか不安になった
- 話している途中で相手の表情が曇った
言いたいけれど上手く伝えられない
- 適切な言葉が出ず上手く説明できない
- 説明が長くなりそうで自分も相手も疲れてしまうと思った
やもともり
相手のためを思って「途中で言うのをやめる」パターンが結構ありますね。
言いかけてやめるデメリット
娘には、言いかけてやめることのデメリットを色々な角度から伝えました。
①相手に不快感を与える
言いかけてやめられた相手は、このような状況になり不快感を抱きます。
- 悪いところを指摘しようとしたのかな?と気になる
- 何か悩みを抱えているのか心配になる
- 最後まで知ることができず中途半端でもどかしい、不満
- 試されているように感じる
- ぞんざいに扱われていると感じる
相手にお願いごとがあるときは要注意。伝える前から相手を不快にさせたら承諾の確率が下がります。
「言いかけてやめる」が多過ぎると、悪い印象を持たれることにもなるでしょう。
②思いを言語化する能力が育たない
複雑な思いを「上手く表現できない...。」と諦めたら、言語化する能力が育ちません。
上手く伝えられないときこそ、必死に言葉を探して表現する。伝え方を工夫する。その積み重ねによって表現力は伸びていきます。
途中まで言いかけてしまったときの対策
娘
これからは気を付けるね。
娘が納得してくれたので、どのように気を付けていくかを一緒に考えました。
そもそも、言わなくていいことは最初から言わないのが一番。とはいえ話している途中で「やっぱり言うのやめようかな」と考えが変わることだってありますよね。
ここからは、【途中まで言いかけてしまったときの対策】を4つ書きます。
【パターン①】 言う必要がなくなったときは?
正直に説明する
「ゴミ捨てをお願いしたかったけど、今日ゴミの日じゃなかった。」
【パターン②】 相手の気を引きたいだけだったときは?
正直に言う
「ちょっと構ってほしかっただけ。」
「ちょっと意地悪を言いたくなっただけ。」
【パターン③】 言いにくいことだから、言うのをやめたときは?
言わなくていいことなら、適当にごまかす
「ギャグを言おうとしたんだけど、いいのが思いつかなかった。」
言った方がいいことなら、丁寧に正直伝える
「気分を悪くしたらごめんね。バナナアレルギーだから、食べたいけど食べられないんだ。」
【パターン④】 言いたいけれど上手く伝えられないときは?
急ぎの場合、絵を描くなど別の方法で伝える
急ぎでなければ、時間をかけて言葉を探す
「説明が難しいから、考えをまとめてから改めて話してもいい?」
このように、言いかけたなら最後まで伝えることが基本です。
それが出来ない場合は、「途中で言うのをやめた理由」だけでも相手に伝えると安心してもらえます。
おわりに
言いかけてやめる理由は様々ですが、悪気がなくても相手を不快にしますよね。
やもともり
LINEの「送信取り消し」機能も、私はなるべく使いません。
- 言わなくていいことは最初から言わない
- 言いかけたなら最後まで伝える(それが出来ない場合、やめた理由だけでも相手に伝える)
小さなことかもしれませんが、大切なことだと思います。
また、言いかけてやめることには「言語化能力が育たない」というデメリットもあります。
特に子どもは複雑な思いを言葉にすることに慣れていません。
親がサポートしながら一緒に時間をかけて、言葉を探す練習ができるといいなと思います。