こんにちは。やもともりです。
私は日常のなかで頻繁にメモを取ります。例えばこんなとき▼
- ケチャップが無くなりそうだから買おう
- 娘に「歯が痛い」と言われたから、後で歯医者さんの予約をしよう
やもともり
紙に書くよりスマホでメモを取ることの方が多いです。
ただ、メモのために毎回スマホのロックを解除するのは面倒ですよね。
特に料理中など手がふさがっているときは、スマホに触らず声でメモができたら便利。そんなとき私は、iPhoneの「Siri(Apple製品で使える音声アシスタント機能)」を活用しています。
もし周囲に人がいて声を出せない状況のときは「ショートカット機能」を活用。声を使わず簡単な操作でメモを取ることができます。
iPhoneでメモを取る方法は色々存在しますが、今回の記事では私が実際に使っている方法を詳しくご紹介します。
この記事は「iOS 18.0.1」の時点で作成しました。iOSのバージョンが古いと機能しない場合があることをご了承ください。
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【iPhoneがロック状態でも使える】Siriを使って声で簡単にメモを取る方法
Siriを使えば、声だけでiPhoneの色々な操作ができて便利ですよね。アラーム / タイマーの設定や、ちょっとした計算や翻訳も頼めます。
ここではSiriを使って声で簡単にメモを取る方法を3つご紹介します。
iPhoneがロック状態でも使えますし、YouTubeを観ているときにも手軽にメモが残せますよ。
Hey Siri(ヘイ シリ)と話しかけてもiPhoneが反応しない場合、まずSiriの設定が必要です。
設定アプリ > Siriにて以下のように設定してください。
詳細は公式サイトに記載されています▼
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph83aad8922/18.0/ios/18.0
※iPhoneの画面を下向きで(うつ伏せで)置いていると、Siriは反応しません
※Siriは基本的に「スマホの持ち主の声」に反応するよう設定されています
①リマインダーアプリに入れる方法:「Hey Siri(ヘイ シリ)、1分後に歯医者の予約、リマインド」
Siriにリマインドをお願いすることで、メモを取ることができます。
やもともり
Hey Siri(ヘイ シリ)、1分後に歯医者の予約、リマインド
この一言で、リマインダーアプリに「歯医者の予約」というリマインダーが追加されます。
1分後に通知が届きますし、リマインダーアプリに赤丸のバッチも表示されるので、メモしたことを忘れにくくなります。
やもともり
通知が不要なら、「Hey Siri(ヘイ シリ)、歯医者の予約、リマインド」だけでOKです。
通知が出ない場合、以下の手順で通知をオンにしてください。
設定アプリ > 通知 > リマインダー
やもともり
リマインダーアプリとSiriは相性が良く、
「指定時間に通知する方法」や「買う物リストに追加する方法」もあります。
指定時間に通知する方法(タップで開閉)
1分後に通知するのではなく、指定時間に通知が欲しい場合は、
「Hey Siri(ヘイ シリ)、今日の午後2時50分に会議の準備、リマインド」
などと伝えます。これにより、今日の午後2時50分になると通知が届きます。
リマインダーアプリを開くと、午後2時50分(14時50分)のリマインダーが追加されていることを確認できます。
買う物リストに追加する方法(タップで開閉)
リマインダーアプリで「買う物リスト」というリストを作っていて、買う物を管理をしている方もいますよね。
その場合、
「Hey Siri(ヘイ シリ)、買う物リストにケチャップを追加」
と言えば「買う物リスト」に追加できます。
②カレンダーアプリに入れる方法:「Hey Siri(ヘイ シリ)、今日のカレンダーに歯医者」
Siriに予定を伝えることで、カレンダーアプリにメモを取ることができます。
やもともり
Hey Siri(ヘイ シリ)、今日のカレンダーに歯医者
この一言で、カレンダーアプリの今日の予定の中に「歯医者」が追加されます。
- この方法では通知は届かないため、こまめにカレンダーアプリを確認する人向けです。
- iPhone純正カレンダーアプリと同期させている他のカレンダーアプリにも、予定が反映されます
やもともり
午後2時から歯医者さん、など時間付きで入力する方法はこちら▼
時間付きで入力する方法(タップで開閉)
詳細な予定を追加したい場合は、
「Hey Siri(ヘイ シリ)、明日のカレンダーの午後2時に、歯医者」
などとお願いすれば、明日の予定(午後2時~3時)に追加されます。
※別の予定と重複する場合は確認メッセージが表示されます。
③メモアプリの特定のメモに追記する方法(ショートカット機能を利用)
iPhoneの「ショートカット」というアプリを利用すれば、Siriに話しかけた内容を「メモアプリ内の特定のメモ」に追記できます。
ショートカットの作成方法は後ほど詳しくご説明しますが、作成すると次のようなことができます▼
やもともり
Hey Siri(ヘイ シリ)、すぐメモ
Siri
テキストは何ですか?
やもともり
ケチャップ
Siri
わかりました。
これにより、メモアプリ内の特定のメモに「2024/10/31 11:13 ケチャップ」と追記されます。
通知も出るので、メモしたことを忘れにくいです♪
ショートカットの作成方法はこちら▼
ショートカットの作成方法(タップで開閉)
まずは下準備。メモアプリを開き、新規メモを作成するボタンをタップします。
タイトルとして「すぐメモ」と入力し、「完了」をタップ。これで下準備ができました。
iPhoneのホーム画面に戻って「ショートカット」アプリを開き、ショートカットの新規作成ボタン(右上の+ボタン)をタップ。
「新規ショートカット ∨」という箇所をタップして、「名称変更」をタップ。
タイトルを「すぐメモ」という名前に変更し、青い「完了」ボタンをタップ。
「アクションを検索」という箇所に「テキストを音声入力」と入力し、ボタンが出てきたらタップ。
(※もし「音声入力を有効にする」という青文字のメッセージが出た場合、そこをタップしてキーボード設定の「音声入力を有効にする」をオンにしてください)
「アクションを検索」という箇所に「テキスト」と入力し、「テキスト」とだけ書かれているボタンをタップ。
「テキスト」と書かれた箇所をタップし、スペースを入力するために「空白」をタップ。真ん中にある「完了」をタップ。
「アクションを検索」という箇所に「メモに追加」と入力し、「メモに追加」というボタンをタップ。
「テキスト」という箇所をタップし、「現在の日付」を探してタップ。(※左右にスクロールして探します。)「テキスト」と「音声入力されたテキスト」もそれぞれ探してタップ。
「完了」をタップしたら、「メモ」をタップ。下準備で作成した「すぐメモ」をタップ。(※上部の検索バーで「すぐメモ」と検索することもできます。)
「アクションを検索」という箇所に「通知」と入力し、「通知を表示」というボタンをタップ。
「こんにちは」をタップして文字を消し、「音声入力されたテキスト」・「テキスト」・「現在の日付」を探してタップ。
閉じるボタンをタップ。
「完了」をタップします。これで、新しいショートカット「すぐメモ」が作成できました。
正しく作成されているか確認テストをします。「Hey Siri(ヘイ シリ)、すぐメモ」とスマホに話しかけましょう。Siriから『テキストは何ですか?』と聞かれたら、「メモのテスト」などと伝えます。
初めて使うときに以下のような確認画面が出たら、「常に許可」を押してください。
通知が届き、伝えた言葉がメモアプリの「すぐメモ」に反映されていたら、確認テスト完了。正しく作成されています♪
※iOSをアップデートすると、ショートカット実行時にエラーが出ることがあります。エラーが出た場合はお手数ですが、作ったショートカットを一度削除して作り直してください。
※Siriへの伝え方によっては、Siriが誤解してメモをしてくれない場合があります。もしSiriが「わかりました」や「完了しました」と言わないときは、別の伝え方を試してみてください。
やもともり
ショートカットの作成が面倒な場合、以下の方法でメモアプリにメモを残すことができます。
ショートカットを作成せず、新しいメモを作成する方法(タップで開閉)
「特定のメモに追記する」のではなく、「毎回新しいメモを作ってメモする」のであれば、ショートカットの作成は不要です。
「Hey Siri(ヘイ シリ)、メモして。ニンジン。」
この一言だけで、メモアプリの中に「ニンジン」という新しいメモが作成されます。
【iPhoneのロック解除状態で使える】Siriを使わず「ショートカット機能」を活用して簡単にメモを取る方法
Siriは便利ですが、周りに人がいるときには話しかけづらいですよね。
Siriを使わず簡単な操作でメモを取りたい、そんな方にオススメの方法を以下でご紹介します。
この方法を使う際にiPhoneがロック状態であれば、Face ID(またはパスコードの入力)が求められます。
Siriを使わず、メモアプリの特定のメモに追記する方法(ショートカット機能を利用)
iPhoneの「ショートカット」というアプリを利用すれば、メモアプリを開かなくても「特定のメモ」に追記できます。
やもともり
ショートカットの作成方法は後ほど詳しくご説明しますが、作成すると次のようなことができます▼
ロック画面に設置したボタンをタップします。
テキストの入力画面が表示されるので、メモしたい内容を入力して完了を押します。
すぐに通知が届き、メモアプリ内の「すぐメモ」というメモに追記されます。メモした日時も記録できて便利です。
ロック画面だけでなく、コントロールセンターにボタンを置くこともできます。
ショートカットの作成方法はこちら▼
ショートカットの作成方法(タップで開閉)
まずは下準備。メモアプリを開き、新規メモを作成するボタンをタップします。
タイトルとして「すぐメモ」と入力し、「完了」をタップ。これで下準備ができました。
iPhoneのホーム画面に戻って「ショートカット」アプリを開き、ショートカットの新規作成ボタン(右上の+ボタン)をタップ。
「新規ショートカット ∨」という箇所をタップして、「名称変更」をタップ。
タイトルを「手入力すぐめも」という名前に変更し、青い「完了」ボタンをタップ。
「アクションを検索」という箇所に「入力を要求」と入力し、ボタンが出てきたらタップ。
「プロンプト」という箇所をタップして、「メモを入力」と入力し、真ん中にある「完了」をタップ。
「アクションを検索」という箇所に「テキスト」と入力し、「テキスト」とだけ書かれているボタンをタップ。
「テキスト」と書かれた箇所をタップし、スペースを入力するために「空白」をタップ。真ん中にある「完了」をタップ。
「アクションを検索」という箇所に「メモに追加」と入力し、「メモに追加」というボタンをタップ。
「テキスト」という箇所をタップし、「現在の日付」を探してタップ。(※左右にスクロールして探します。)「テキスト」と「入力を要求」もそれぞれ探してタップ。
「完了」をタップしたら、「メモ」をタップ。下準備で作成した「すぐメモ」をタップ。(※上部の検索バーで「すぐメモ」と検索することもできます。)
「アクションを検索」という箇所に「通知」と入力し、「通知を表示」というボタンをタップ。
「こんにちは」をタップして文字を消し、「入力を要求」・「テキスト」・「現在の日付」を探してタップ。
閉じるボタンをタップ。
「完了」をタップします。これで、新しいショートカット「手入力すぐめも」が作成できました。
正しく作成されているか確認テストをします。「手入力すぐめも」をタップしてください。入力画面が出たら、「メモのテスト」などと入力して、「完了」をタップ。
通知が届き、伝えた言葉がメモアプリの「すぐメモ」に反映されていたら、確認テスト完了。正しく作成されています。
【ロック画面にショートカットボタンを置く方法】今作成したショートカットボタンを、ロック画面に追加します。スマホをロック画面にしたら、画面を長押しして、「カスタマイズ」をタップ。
左のロック画面をタップし、時刻表示の下の枠の中をタップ。
上下にスクロールして、「ショートカット」をタップ。ショートカットのアイコンをタップ。
上の枠に追加されたアイコンをタップし、「手入力すぐめも」をタップ。
閉じるボタンをタップ。「ウィジェットを追加」の横の閉じるボタンもタップ。
右上の「完了」をタップし、画面をタップしたら元のロック画面に戻ります。
これで、ロック画面に「手入力すぐめも」のショートカットを追加できました。ボタンを押すと、メモの入力画面が表示されます。
【コントロールセンターにショートカットボタンを置く方法】ショートカットボタンをコントロールセンターにも追加すれば、スマホで別の作業中にも簡単にメモが取れます。画面の右上から下にスワイプして、コントロールセンターを開きます。
左上の+マークをタップし、コントロールを追加をタップ。
画面を上下にスクロールし、「ショートカット」をタップ。
「選択」をタップし、「手入力すぐめも」をタップ。
黒い箇所をタップし、ボタンが無い箇所をタップ。これでコントロールセンターに「手入力すぐめも」のショートカットが追加されました。
ボタンを押すと、メモの入力画面が表示されます。
※iOSをアップデートすると、ショートカット実行時にエラーが出ることがあります。エラーが出た場合はお手数ですが、作ったショートカットを一度削除して作り直してください。
やもともり
特定メモ「すぐメモ」を、ホーム画面やロック画面ですぐに開く方法もあります▼
ワンタップで特定のメモを開く方法(タップで開閉)
「ショートカット」アプリを開き、ショートカットの新規作成ボタン(右上の+ボタン)をタップ。
「新規ショートカット ∨」という箇所をタップして、「名称変更」をタップ。
タイトルを「すぐメモを開く」という名前に変更し、青い「完了」ボタンをタップ。
「アクションを検索」という箇所に「メモを開く」と入力し、ボタンが出てきたらタップ。
「Note」という箇所をタップしたら、「すぐメモ」をタップ(※上部の検索バーで「すぐメモ」と検索することもできます。)
「完了」をタップします。これで、新しいショートカット「すぐメモを開く」が作成できました。
正しく作成されているか確認テストをします。「すぐメモを開く」をタップしてください。メモアプリの「すぐメモ」が開いたら、確認テスト完了。ショートカットは正しく作成されています。
【作成したショートカットをホーム画面に設置する方法】ショートカットアプリに戻り、「・・・」の箇所をタップ。「すぐメモを開く ∨」という箇所をタップ。
「ホーム画面に追加」をタップし、追加をタップ。
ホーム画面にショートカットが追加されました。タップして「すぐメモ」が開けば、正常に作成されています。
ショートカットアプリに戻り、「完了」をタップ。
【作成したショートカットをロック画面に設置する方法】スマホをロック画面にしたら、画面を長押しして、「カスタマイズ」をタップ。
左のロック画面をタップし、時刻表示の下の枠の中をタップ。
上下にスクロールして、「ショートカット」をタップ。ショートカットのアイコンをタップ。
上の枠に追加されたアイコンをタップし、「すぐメモを開く」をタップ。
閉じるボタンをタップ。「ウィジェットを追加」の横の閉じるボタンもタップ。
右上の「完了」をタップし、画面をタップしたら元のロック画面に戻ります。
これで、ロック画面に「すぐメモを開く」のショートカットを追加できました。ボタンを押すとメモアプリ内の「すぐメモ」が表示されます。(※なお、Face IDまたはパスコードの入力でロックを解除できないとメモは開かないため、他人にメモを見られる心配はありません。)
※iPhoneの気まぐれにより、別のメモやメモ一覧が開く時がまれにあります。
※iOSをアップデートすると、ショートカット実行時にエラーが出ることがあります。エラーが出た場合はお手数ですが、作ったショートカットを一度削除して作り直してください。
※ロック画面に複数のショートカットを置くときは、アイコンを変更すると区別しやすくなります。ショートカットの作成途中で、「名称変更」の下にある「アイコンを選択」という箇所からアイコンを変更できます。
おわりに
iPhoneでメモを取る方法をいくつかご紹介しました。
やもともり
その場の状況や自分の好みに合う方法で、手軽にメモを取れたらいいですよね。
今回の記事が少しでもご参考になれば幸いです。