
こんにちは。やもともりです。
我が家には小学6年生の娘がいます。
先日、娘が久しぶりに「学校行きたくない」と言い、一ヶ月ほど登校しぶりが続きました。親友とケンカ(?)してしまい、「学校でぼっちになるのが怖い」というのが主な原因でした。
ここでいう「ぼっちが怖い」とは、1人でいることの恐怖ではありません。「周りが群れているのに自分は1人、という恐怖」です。悪目立ちする恥ずかしさや、哀れみやさげすみの目で見られるかもという不安から、恐いと感じてしまうのです。
いじめ(暴力や仲間外れや悪口など)のように深刻な問題とは見なされなくても、ぼっちを怖がる子は少なくありません。大人の私だって、ぼっちはとても怖いです。いくら「ぼっちは恥ずかしいことではない」「人目を気にし過ぎだ」と正論をもらっても、頭では理解できますが心が反論するのです。怖いものは怖い、と。
この記事は、娘の登校しぶりについてです。(解決方法ではなく、記録として書きました。)
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- 過去にもたくさんあった登校しぶり
- 小6になって久しぶりの登校しぶり
- 親友のRちゃんと気が合わなくなってきた
- Rちゃんとケンカし、ぼっちが怖くて登校しぶり
- 自分からは声を掛けられない
- 行きたいけど、行けない。行きたくないけど、行かないと。
- ぼっちを回避するための作戦を考える
- Rちゃんと仲直りできた
- おわりに
過去にもたくさんあった登校しぶり
小学校生活において、娘の登校しぶりに悩むことは多くありました。
遅刻や欠席が特に多かったのは小学3、4年生の頃。娘の話をじっくり聞き、たくさん話しました。
娘に無理はさせず、でも少し勇気を持ってもらいたくて、色々な方法を試しました。
小学5年生になると、登校しぶりがピタッとなくなりました。娘の考え方の変化や成長もあると思いますが、担任の先生やクラスの雰囲気が娘に合っていたのかもしれません。「学校楽しい♪」という言葉をたくさん聞けた1年でした。
小6になって久しぶりの登校しぶり
久しぶりに娘が「学校行きたくない」と言ったのは、小学6年生の秋。その日はゆっくり話を聞くため、学校を休ませました。娘が言うには、友達関係が原因でした。(本当は別の原因もあったのかもしれません。)
いつも一緒に下校している3人(娘、同じクラスのRちゃん、別のクラスのWちゃん)のうち、RちゃんとWちゃんがケンカをしてしまい、板挟みになった娘にとって気まずい日々が続いていたそうです。
その後、Wちゃんが担任の先生に相談し、先生を交えてみんなで話し合ったとのこと。仲直りするまで、3人バラバラで帰ることになりました。しばらくすると、また3人で下校するようになり、私はそれを聞いて安心しました。
親友のRちゃんと気が合わなくなってきた
10月になると、また娘が「学校行きたくない」と言い始めました。話を聞くと、親友のRちゃんとの関係に悩んでいるとのこと。Rちゃんとは1年生の頃からずっと仲良しで大親友ですが、最近合わないと感じることが増えたようです。
娘が「やめて」と言ってもRちゃんが嫌がることを続けてきたり、ルールや順番を守らなかったり。遊びたい場所や内容もずれてきたそうです。
娘が我慢を続けていると知った私は心を痛めました。ただ、娘の話しか聞いていない段階なので、Rちゃんの気持ちも知りたいと思いました。明るくて元気なRちゃんが、ちょっとふざけ過ぎた可能性はあります。それに、もしかしたら娘もRちゃんが嫌がることをしているかもしれません。
娘はこうも言いました。「Rちゃんと少し離れたいけど、離れると1人ぼっちになっちゃう。」
- 今まで学校ではRちゃんと一緒にいることが多かったから、急に他の子に仲良くしてもらうのは身勝手だと思われそう
- 6年生の後半ともなると、クラス内ではもう女子のグループができ上っていて、新しく入れてもらうのは気まずいし、断られるのも怖い
人間関係において、特に女子において、よくある種類の悩みだと思います。親子でどうしようか考え、4つの選択肢を作りました。
- Rちゃんに「ここを直してもらいたい」という内容をやんわり伝える
- しばらくRちゃんと離れて、1人で過ごす
- 勇気を出して、他のグループに声を掛ける
- 小学校卒業まであと数ヶ月だから、今の状態のまま我慢してRちゃんと過ごす
あいにく、娘はこの4つのうちどの作戦にも乗り気ではありませんでした。娘は次のように言っていました。
我慢して付き合うのは嫌。1人ぼっちになるのも嫌。他のグループに声を掛けるのは怖いから、誰かに声を掛けて欲しい。一緒にいられるなら誰でもいいって訳でもない。先生に相談するのも恥ずかしい。どれも嫌だけど、一番嫌なのは「ぼっちになること」。
これも嫌、あれも嫌。それはワガママだよと思いましたが、娘の気持ちもよく分かります。言うのは簡単でも、実行するのは怖いものですよね。
行きたくないと言いながら学校に行く日が続きました。11月には「学校行きたくない」がひどくなり、欠席する日もありました。
娘はRちゃんのことだけでなく、体育のバスケの試合も怖がっていました。「バスケ下手だからやりたくない。乱暴な子や、失敗すると責める子がいる。」と言うこともありました。嫌なことがあると「いやいや」と言うことが増えたように感じました。
溜め込まず正直に相談してくれるのは良いのですが、嫌なことがあったらすぐに学校を休みたくなるのは良くありません。どうしても無理なことと、少しは頑張れることを、区別する必要があります。
私は「本当につらいときは、体育は見学しなね。でも少し頑張れそうだと思うときは、参加しようね。上手い子にパスをまわすことを意識するのはどうかな?」と伝えました。自分が苦手な授業でも、得意な子を褒めたり、アドバイスをもらったり、ニコニコ楽しそうに参加したり、一生懸命がんばれる子って、素敵ですよね。
Rちゃんとケンカし、ぼっちが怖くて登校しぶり
私はRちゃんのママと仲良しなので、娘とRちゃんが気持ちを伝え合って仲良しに戻ってくれたら一番嬉しいと思っていました。そのことを娘に伝え、「Rちゃんに気持ちを伝えてみたらどうかな?」と提案しました。直接伝えるのが難しければ、手紙かLINEで。Rちゃんへのメッセージを一緒に考えました。
傷つけないように伝えるために、長文になりました。娘は「怖いよー。」と言いながら、RちゃんにLINEを送りました。残念ながら、数時間後に届いた返事には「ごめんね」や「これからも仲良くしようね」といった内容はありませんでした。
Rちゃんからの返事は、「〇〇のときはそんなつもりはなかった。とりあえず明日の朝は、別々に登校しよう。」という短いものでした。娘はその返事を見て、「わーん、明日からぼっちになっちゃう!」とショックを受けていました。私がメッセージを送ることを提案したばっかりに...。悪い方向に娘の背中を押してしまった気がして、とても申し訳なく思いました。
翌日以降、娘はますます元気のない様子になりました。Rちゃんと登校できないため、時間ギリギリに登校するようになりました。
LINEがきっかけで、Rちゃんと学校で話さなくなってしまいました。娘が1人になるということは、Rちゃんも1人になっちゃうのではと心配しましたが、Rちゃんは男子に混ざっても遊べる活発なタイプなので、自分から色んなグループに入れているそうです。
幸い、RちゃんとWちゃんと3人で下校する習慣は続きました。しかし、2人が前に並んで歩くので娘は後ろで1人で歩くようになりました。一緒にいても、こういう1人ぼっちができることがあるから、奇数のグループは難しいですよね。
娘が特に怖がっていたのは、休み時間や給食の時間でした。また、席が自由な図工の授業などでも、どこに座ろうか気にしていました。
自分からは声を掛けられない
娘は今まで当たり前のようにRちゃんと一緒にいましたが、Rちゃんと気まずい状態の今、誰と一緒に過ごそうか悩んでいました。
私が「話しやすそうな子に、自分から声をかけてみたら?」と提案すると、娘は「自分からは声を掛けられない。」と言います。
Rちゃんがいないと娘は誰にも声を掛けることができず「ぼっち」なんだと知り、私はショックを受けました。
いつも放課後に公園で大勢の友達と遊んでいたのに。個人面談のときにも先生から「男女問わず、いろんな子に囲まれて仲良くできています。」と言ってもらえて安心していたのに。
公園でも教室でも、幸い声を掛けてくれる子がいたので、みんなと遊べていたそうです。娘は「自分からは輪に入れない。」と言いました。
友達とのLINEも、基本的には自分から話しかけたり誘ったりはできないそうです。親友のRちゃんとの関係も、いつもRちゃんから声をかけてくれていたようです。活発で色んな子に声を掛けることができるRちゃんのおかげで、娘は色んな友達と遊べていたのかもしれません。
私は、「娘は小さい頃は恥ずかしがり屋だったけど、高学年になるにつれて活発で積極的になってきた」と勘違いしていました。今回、娘の本音を聞き、恥ずかしがり屋なところはしっかり残っているんだと知りました。
行きたいけど、行けない。行きたくないけど、行かないと。
放課後、学校から帰ってきても、「楽しかったー♪」という言葉がない日が一ヶ月ほど続きました。家にいるときはいつも通り元気に楽しそうに過ごしていましたが、寝る前になると「明日は図工と体育がある。ぼっちになっちゃう。」と怖がっていました。
つらそうな娘を見て、「あと数ヶ月で卒業だし、すごくつらかったら、もう小学校はずっとお休みしてもいいんだよ。」と優しく声を掛けたこともあります。
娘は、「でも、ずっと行かないと、中学になった時に何か言われちゃう!」と泣いてしまいました。行きたいけど、行けない。行きたくないけど、行かないと。娘は葛藤していました。
担任の先生にも相談しました。友達関係に悩んでいて、学校に行きたくないという日が続いていると。ただ、娘が「先生には言いたくない、恥ずかしい」と言っていたので、Rちゃんの名前は出しませんでした。どこまで伝えていいかも、分かりませんでした。
先生には、「相手の子が一方的に悪い訳では無く、娘にもわがままな部分や心の弱さもあるため、今は話を聞いて状況を見守っている状態です。娘は先生に相談するのを恥ずかしがっていますが、話したい気持ちになったらご相談させてください。」とお伝えしました。
先生は「いつでも話を聞きますし、私にだと話しづらければ他の先生やスクールカウンセラーにも相談できますよ。」と親身になってくださいました。
Rちゃんのママには、まだ相談しませんでした。私が下手に動くと、家族ぐるみで関係が悪化してしまいそうなので、少し慎重になりました。
ぼっちを回避するための作戦を考える
大きなトラブルとは言えない状態で、子ども同士の問題に大人がどこまで介入するか、とても迷いました。
娘自身で解決できるかもしれないし、Rちゃんや他の友達が声を掛けてくれる可能性もあります。時間が経つにつれていつの間にか元通りになることだってあります。
ただ、今の状態が続くと、娘は「学校が楽しくなかった」と思いながら卒業を迎えることになりそうでとても心配でした。今後、欠席も増えるかもしれません。卒業式にも出られないかもしれません。
せっかく6年間がんばってきた娘の小学校生活の最後が、つらい思い出で終わってしまうのは悲しいし悔しいと思いました。
そこでお節介な私は、娘に次のような提案をしました。
目標:ぼっちを回避して残り5か月の学校生活が楽しくなるようにする
■ 【作戦1】5か月間限定!Rちゃんと仲良くする作戦
勇気を出して自分からRちゃんに積極的に声を掛けて、仲直りして、以前のように一緒に過ごす。もしRちゃんと気が合わなくても、なるべく楽しいフリをする。卒業までの5か月間限定。この方法が上手くいけば、一番怖いと言っていた「ぼっち」は回避できる。
たとえ演技でもいいから、自分からRちゃんに好意を示してくっついていくことをオススメしました。いつもRちゃんの方から娘に声をかけてくれていたのですから、娘から声を掛けることをがんばってみて欲しいと思いました。それでも、娘は「自分から声をかけるのは怖い。Rから声をかけて欲しい。」と言っていました。
■ 【作戦2】 大げさに悲しんで周りの人に助けてもらう
もしRちゃんに何度も声を掛けても、Rちゃんが仲直りしてくれなかったら、「Rに振られちゃったよー。」と大げさに悲しんで別のグループの子に助けを求める。事情を話せばグループに入れてもらえるかも。困っている、悲しいと正直に言って、友達に助けを求めてみよう。
ぼっちを避けたいという理由で友達を作ろうとするのは、不純で失礼な気もしますが、結果的にお互いが安心できるなら、それでいいですよね。
■ 【作戦3】Rちゃん親子と一緒に楽しい場所にいく(ご飯や遊園地?)
私がRちゃんのママに声をかけて、Rちゃん親子と一緒に楽しい場所に行く。最初は気まずくても、4人で楽しい場所で過ごしているうちに、少し会話が生まれるかも。
ケンカしている本人たちが話さないときは、親や、他の友達や、先生が、仲直りのきっかけとなる状況を用意できたらいいなと思いました。
「できそうだと思ったら色々試してみよう。なかなか上手くいかないかもしれないけど、試行錯誤を続けよう。」と励ましましたが、娘の表情は曇ったままでした。やっぱり、いざ実行するとなると気が重いですよね。
最終的に私は、娘の前で少し涙ぐんでしまいました。
「せっかく6年間、大変なことも楽しいことも色々あった中でずっとがんばってきたのに、最後がつらい状態のまま卒業となったら悲しいじゃん。大きくなったときに思い出す小学校生活が、悲しい思い出になっちゃったら悔しいじゃん。」
娘は私の涙に少し困惑したあと、うわーんと抱き着いてきました。
Rちゃんと仲直りできた
結局11月は学校を2回休みました。
Rちゃんと一言も話さない日が続きました。娘には、「Rちゃんと無理に話さなくてもいいけど、教室で会ったら朝の挨拶だけでもできたらいいね。もちろん、他の子にも挨拶は自分からするんだよ。」とたまに声を掛けました。
挨拶がきっかけで、何か少しでも進むかもしれません。もしRちゃんが挨拶を返してくれなくても、周りの子は「この子はちゃんと挨拶ができる子だ」と認識してくれます。
娘がRちゃんにはなかなか挨拶できないことや、娘から友達に声を掛けることができないことに対して、私は残念に思いました。しかし、怖い気持ちを抱えながらも学校に通うことができたのは本当に偉いなと思いました。学校に行かないとRちゃんとの仲直りの機会も減ってしまいますし、他のお友達と仲良くなる機会も減ってしまいます。
また、ケンカ中でも娘はRちゃんに対して敵対的な態度をとりませんでした。そこも偉いと思いました。(ケンカすると、相手に暴言を吐いたり睨んだり、嫌がらせをしてしまう子もいますよね。)
ぼっちを回避するための3つの作戦は、結局どれも実行されないままでした。しかし、娘が「今日は〇〇ちゃんたちと給食を食べたよ」とか、「今日は〇〇君たちと森で遊んできた」と教えてくれることが増えてきたので、娘なりにできることを頑張っているんだろうなと思いました。
Rちゃんと気まずくなってから約1か月がたったある日の放課後、娘が走って帰ってきました。「Rとケンカしてたけど、、、Rからドッキリだったって言われた♪仲直りできた!!」と嬉しそうに教えてくれました。そして「今から遊んでくる!」と言ってバタバタと出掛ける準備をし、「今月の中で一番嬉しい!」と言いながら出掛けました。Rちゃんの気持ちの変化の理由は分かりませんが、ひとまず仲直りできて心から安心しました。
娘もRちゃんも、日々成長し変化していくので、ずっと親友でいることは難しいかもしれません。でも、せっかく同じ時代に生まれ、同じ地域で育つご縁があった友達。せめて会ったら笑顔で挨拶できる仲でいてくれたらと思います。(本音では、ずっと仲良しでいて欲しい!)
おわりに
今回の登校しぶりがきっかけで、娘のことをより深く知れました。
小学校低学年の頃の娘は、友達関係で登校をしぶることがよくありましたが、5年生になると全くなくなったので、親としては「心が強くなってきたなぁ」とか、「積極的な面が出てきたんだなぁ」と思い込んでいました。
しかし今回、娘から「友達に自分から声を掛けられない」、「ぼっちは怖い」という本音を聞き、自分の勘違いにショックを受けました。私と同じように悩んでしまうタイプだったんだなぁと。恥ずかしがり屋なところは、しっかり残っているなぁと。
でも、だからこそ、娘の気持ちが痛いほどよく分かったので、親身に話をきくことができました。
「周りが群れているのに自分は1人、という恐怖」は、いじめほどは深刻な問題とされませんが、私はこの恐怖に苦しむ子が1人でも少なくなって欲しいと思いました。少しでも恐怖がやわらぐような社会にできたらいいなと感じました。
子どもも大人も、
友達がいてもいなくても
気楽に過ごせたらいいのに!!
次の記事では、子どもたちが抱えるぼっちの悩みを軽くするにはどうしたらいいか、考えていきます。











