こんにちは。やもともりです。
我が家ではニホンヤモリを3匹飼育しています。
赤ちゃんヤモリも4センチだった全長が2ヶ月で6センチに成長。
娘
赤ちゃんヤモリの名前はヤリちゃん♪
このヤリちゃんの尻尾。以前は先端が数ミリ切れていました。
やもともり
尻尾は2ヶ月ほどで無事に再生。
今回はニホンヤモリの尻尾の再生について書きます。
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ニホンヤモリの尻尾の再生過程
飼育し始めの頃:尻尾の先端が数ミリ切れていました
10月8日のヤリちゃん。尻尾の先端が尖っておらず丸っこい。数ミリ切れた後のようでした。
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飼育開始から3週間後:尻尾の先端に半透明の突起物が出現
10月末に、尻尾の先端に半透明の突起物が出現しました。
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飼育開始から約1ヶ月後:尻尾の突起物に色がつきました
11月9日のヤリちゃん。半透明だった尻尾の突起物に色がついてきました。長さも少し伸びました。
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飼育開始から約2ヶ月後:尻尾が無事に再生
11月25日のヤリちゃん。突起物の色が体の色になじんできました。長さもまた少し伸びました。
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娘
尻尾が無事に再生したようです。
記事の内容は我が家のニホンヤモリのものであり、すべてのニホンヤモリに当てはまる訳ではありません。
ニホンヤモリの尻尾「自切(じせつ)」と「再生」
赤ちゃんヤモリの尻尾の先が切れていた理由は分かりません。
敵から逃げるときに自分で切ったのかな・・・
自分で自分の尻尾を切る「自切(じせつ)」
ニホンヤモリは自分で自分の尻尾を切る「自切(じせつ)」をします。
と言っても、意識して切り離す訳ではありません。
外からの刺激やストレスで反射的に筋肉が縮むと尻尾が切れるようです。
ヤモリはトカゲの一種です。トカゲやヤモリには色んな種類があり、自切や再生をしないものもいます。
なぜ自切するのか
自切をするのは身を守るためです。
自切で切り離された尻尾は10分ほどクネクネと動きます。
それで敵の注意をそらしている間に、ヤモリ本体は逃げやすくなるのです。
なぜ簡単に尻尾が切れるのか
ニホンヤモリの尻尾は尾椎(びつい)という小さな骨がいくつも繋がってできています。
尾椎や筋肉に切れ目があるため、尻尾は切れやすくなっているのです。
以下のサイトで骨の3D画像が見られました。
やもともり
ちなみに自切した時は筋肉が収縮するため出血は少ないそうです。
切れた尻尾は再生するけれど・・・
ニホンヤモリの尻尾は自切しても再生しますが、元通りにはなりません。
元の尻尾とは色や形が異なります。太く短くいびつになることも。
そして骨は元のような骨ではなく軟骨になります。
娘
尻尾の再生にかかる日数は1ヶ月から数ヶ月。
場合によっては栄養が足りず、尻尾が切れたままになります。
おわりに
ニホンヤモリの尻尾の再生。
やもともり
実際に見るのは初めてでした。
尻尾には色々な役割があります。
運動時にバランスを取ったり栄養を蓄えたり、敵を威嚇したり。
そのため強いストレスで自切させないよう気を付けて飼育します。
他にもニホンヤモリに関する記事を書いていますので、よければ覗いてみてくださいね。