こんにちは。やもともりです。
普段は結構ケチな私ですが、娘が欲しがるものには財布の紐をゆるめがちです。
また、高価な買い物の際にどっと疲れるのも悩みの一つ。

やもともり
購入前にネットで長時間調べたり、何軒か実店舗に足を運んだり。時間と労力を必要以上にかけてしまいます。
そこで今回の記事では、「買う前に考える3つの質問」と「買い物の基準」について書きます。これらによって衝動買いを防ぎ、効率的な買い物ができたらいいなと思います。
衝動買いを防ぐための「3つの質問」
これ可愛いっ。今買わないと売り切れそう。せっかく来たんだし・・・。
このような状況だと衝動買いしがちな私と娘。
衝動買いを防ぐため、「買う前に考える3つの質問」を作りました▼
- 買う目的は?「消費 / 投資 / 浪費」
- 家に同じようなものが無いか?
- 欲しくなったきっかけは?
①~③について考えて、「買うことに迷いが生じたら買わない」ことにします。以下でそれぞれ詳しく見ていきます。
①買う目的は?「消費 / 投資 / 浪費」
欲しいと思った商品について、それを買う目的をはっきりさせます▼
- 消費: 無いと生活できない
- 投資: 将来役に立つ
- 浪費: 無くても生活できるが精神的に満足できる

やもともり
分類が難しい場合、ざっくりで大丈夫です
買う目的が「浪費」に当たる場合は要注意。浪費は心の豊かさのために必要なものですが、価格に見合った満足感が得られず後悔することも多いからです。
②家に同じようなものが無いか?
つい同じようなものばかり買ってしまうことってありますよね。

やもともり
服、雑貨、食器、おもちゃなど。
家に同じようなものがある場合、「今あるものを捨ててでも手に入れたい?」と自分に問いかけます。
今あるもので不自由していなければ、買い足さない。不満を抱えているならば買い替えます。
③欲しくなったきっかけは?
その商品が欲しくなったきっかけを思い出してみます。こんなきっかけの場合は要注意です▼
みんなが持っている
→ 「周りが欲しがらなくなっても、自分はまだそれを欲しがるだろうか」を想像します。
安くなっている
→ 買う予定はなかったけれど、「安くなっていて気になった」なら要注意。必要無いものです。買いたい理由が「値段」なら、買いません。
CMで観て欲しくなった
→ 存在を知るまで必要なかったのであれば、それが無くても生活できます。CMによって必要以上に不安をあおられていないかなど、冷静に考えます。
ちなみに、広告やセールストークの中では以下のような「消費を促す手法」が使われます。衝動買いを減らせるよう、これらを知っておくことも大切だと思います▼
「恩返し」の習性を利用
例: 無料、試食、試供品、親身なアドバイスなど
「決めたことは貫きたい」という心理を利用
例: 「見るだけ見て言ってね。」など、最初はハードル低めの要求をして徐々に要求を上げていく
例: 顧客が商品の購入を決めたあと、関連商品もすすめる
例: 顧客が商品の購入を決めたあと、顧客に不利な条件を出す
例: コレクター心理をくすぐる
同調意識を利用
例: 口コミやレビューを見せる
例: 「みんな買っています」と伝える
顧客に「好意」を抱かせる
例: 小動物、赤ちゃん、美男美女を広告に使う
例: 顧客に似た有名人を広告に使う
例: 接客の際、共通の話題で親しみを抱かせたり褒めたりする
例: お友達紹介キャンペーン
すごい人アピールで信用させる
例: 権威や肩書き、白衣やスーツ姿を見せる
例: インフルエンサーに商品を紹介してもらう
限りがあることを伝えて希少性を強調
例: 期間限定、数量限定、タイムサービス、先着何名様、当店限定
例: 不動産屋さんが言う、「別のお客様もこの物件を検討中です。」
【参考文献】影響力の武器(著者:ロバート・B・チャルディー二)
悩む時間と労力を節約するための「買い物の基準」
どれを買おうか、いつどこで買おうか。悩み過ぎて疲れてしまうこともありますよね。
同じような商品が多数あると比較が大変ですし、同じ商品でもお店や時期によって価格が変動します。
買い物に悩む時間と労力を節約するため、買い物の基準を作りました▼
- 1000円の商品に悩む時間は10分まで
- 調べたい項目
- 高いという理由で購入を迷うなら、買う
以下でそれぞれ詳しく見ていきます。
①1000円の商品に悩む時間は10分まで
調べたり迷ったりする時間を制限することで、長時間悩むことを防げます。
例えば【1000円の商品に悩む時間は10分まで】。
状況によって調査に必要な時間は変わりますが、目安を設けることで決断が早くなり、悩む労力も減らせます。

やもともり
万が一、買った後でもっとお得な商品が見つかったとしても、考える時間を節約できたのでOKとします。時は金なり。
なお、子どもの場合、調査や比較に慣れていないため時間がかかります。最初は大人がお手本を見せてもいいですよね。
②調べたい項目
高い買い物をする前には、以下の項目についてささっと調べます▼
- できれば3つの商品(もしくは3つのお店)で比較する
- 使う上でのストレスはないか(使いやすさ、機能、デザインなど)
- 産地やメーカー、販売店は信頼できるところか
- レビューがある場合、星1~3の内容で気になる点はないか
- サイズ、重さ、色、付属品、製造年式
- 在庫の有無、納期、送料、保証期間
- 不要な機能のせいで値段が上がっていないか
- メンテナンスの手間や費用
- 商品のおおよその寿命
- 近々セールがないか
- 「型落ち / レンタル / 中古」ではだめか
- 代用できるものはないか、手作りできないか
- 使わなくなったとき、中古で売るならいくらになるか
- 捨てるときに困らないか
③高いという理由で購入を迷うなら、買う
値段が高くて買う決心がつかないときもありますよね。
ただ、迷うことに使う時間を時給換算した場合、迷えば迷うほど「高い買い物」になってしまいます。
今後の生活費に大きな影響が無いのであれば、思い切って購入します。
子どもにお金の使い方についてどう伝えるか
我が家の娘は小学3年生。最近、お金について話す機会が増えてきました。
買い物やお金に関する基礎知識を学ぶには、過去の記事にも記載したこちらの本がとてもおススメです▼
また、子どもに「商品を売ってもらう」というのも、お金について一緒に学ぶ方法の一つです。
値段はいくらにしよう?
買ってもらうためにどんな工夫をしよう?
子ども自身が売る側になることで、「価格の決まり方」や「人の心を引く方法」について考えるきっかけになります。

やもともり
身近にあるチラシやインターネット広告も、いいお手本なりますね。
自分が買い物をするときにお店の工夫に気づければ、衝動買いも少なくなるかなと思います。
さいごに
- 衝動買いを防ぐための「3つの質問」
- 悩む時間と労力を節約するための「買い物の基準」
これらを意識し、買い物の悩みやストレスを少しずつ減らしていきたいです。
また、娘にもお金を大切に使ってもらえるように、これからも親子で学んでいきます。