※こちらの記事の最終更新日は2023年5月22日です
こんにちは。やもともりです。
ブログにもたびたび書いてきましたが、私はHSP(とても敏感な人)です。
刺激に大きく反応してすぐに疲れたり、過度の心配性だったり。また、「相手の気持ち」や「自分がどう見られているか」を気にし過ぎて本当の自分が出せません。(HSPの定義などは別の記事に書いたため、ここでは割愛します。)
「人間とはそういうもの。あなただけがつらいんじゃない。」と言われそうですが、度が過ぎていると感じるのです。
そんな私は普段から、「気持ちを楽にする方法」や「前向きになれる言葉」をスマホに書き留めています。人から聞いたことでも、自分で気づいたことでも、とにかく忘れる前にメモ。
今回の記事は「HSPが気持ちを楽にする方法」を書き溜めたメモのまとめです。
「こんな時はこうしよう」というルールのようなもの。細かいルールは「迷った時の指針」となります。
自分用のメモですが、どこかの誰かにとっても悩んだ時のヒントになると嬉しいです。(長文のため目次から気になる箇所をタップしていただけたらと思います。)
まずおこなうこと
落ち込んだ時や悩んだ時、心身ともに疲れてしまった時、まずは1人になります。そして今の「頭、体、心」の状態を確認します▼
- 頭がパンパンで熱くなっていないか
- 体力の残量はどれくらいか
- 動悸や息切れはないか
- 心が疲れたり傷ついたりしていないか
- イライラ、自暴自棄、無気力になっていないか
脳が「これ以上情報を入れないで」と悲鳴を上げている時には、睡眠が最優先です。
寝られない状況だとしても、暗く静かな場所に行ってしばらく休みます。
少し余裕がある時は、こんなことも試します▼
- 笑顔を作る(口角を上げると脳が「楽しい」と騙されて前向きな気持ちが生まれるそうです)
- うつむいていると視野が狭くなるため姿勢を正す
- 伸びをして深呼吸(首を後ろに反らせると気持ちいいです)
- 目を閉じて好きな音楽を聴く
- 家族やぬいぐるみに抱きつく
- ふわふわの毛布にくるまる(ポリエステル多めの毛布など)
- ホットミルクや温かいお茶を飲む(ほうじ茶、炭酸水もおススメ)
- 事実と感想を書き出す「何があって、どう思っているか」(困難が重なっている時は細かく分解)
「眠れない、食欲不振、重度の落ち込み」といった症状が続いているならば、お医者さんへのご相談をおすすめします
過敏なHSPが気持ちを楽にするための指針
刺激を拾い過ぎてすぐに疲れてしまう
まぶしい光、大きな音、人々の様子や言動。あらゆる刺激に敏感で疲れやすいため、普段はなるべく家で過ごすようにしています。
食事や集まりに誘ってもらった場合でも、行くのは2回のうち1回だけ。
どうしても外出が避けられない時は刺激への対策をします▼
- なるべく人が少ない場所、曜日、時間帯を選ぶ
- 滞在時間を短くする
- こまめにトイレに逃げ込む
- 直射日光を避ける(帽子、日傘、日焼け止め)
- マスクやイヤホンを使用
視線が苦手で、見られていると普段通りに動けない
刺激に敏感と上述しましたが、視線にも敏感です。人間の視線だけでなく、動物(猫など)の視線、監視カメラやスマホのレンズも苦手。自分の言動を見られたり聞かれたりしていると思うと、普段通りに動けなくなります。
防衛本能や自意識は誰にでもありますが、私の場合はそれが過剰なんだと思います。
視線への対策としてこんな工夫をしています▼
- オンラインを活用しなるべく外に出ない
- 人前で話す必要がある時は、できるだけ予行練習をする
- 「お手元の資料をご覧ください」など、相手の視線を逸らす
- 「悪い事をしている訳では無い」と自分に言い聞かせて胸を張る
- 「見られていると緊張しちゃうんです」と正直に伝えて一人で作業させてもらう
トゲのある言葉に過敏で、言われたあと引きずる
嫌味や皮肉などで遠回しに批判されると、心に小さなトゲが刺さりますよね。
私の場合、トゲを含んだ言葉に過剰反応するため刺さるトゲが多め。そしてなかなか抜けずに残ります。
怒鳴られたり厳しく指摘された時に受けるダメージとはまた違った種類のものです。
嫌味っぽい人とは近づかなければいいものの、そうはいかない関係もありますよね。
そのため、トゲを含んだ言葉を言われた時の対応を工夫することで、ダメージを和らげられたらいいなと思います。
嫌味や皮肉による心のチクチクを和らげる考え方はこちら▼
- 嫌味に隠された「相手の本音」を推測する
- 謝罪や感謝で返す
- 「誉め言葉」か「皮肉」か分からなければ感謝だけ返す
- 「言われっぱなし」や「反撃」はなるべく避ける
こちらの記事で詳しく書いています▼
人混み(特に知り合いがいる場合)が苦手
人混み、特に知り合いがいる人混みが苦手です。刺激が多いだけでなく、「知り合いに見られているかも」という自意識が過剰になります。(旅行先での人混みに関しては「もう二度と会わない人たち」と思えばまだ耐えられます。)
授業参観や運動会、PTAの全体会議などが終わった後はいつもグッタリ。
せめてもの人混み対策として、こんなことを心掛けています▼
- 目立たない服装で出かける
- 時間ギリギリに参加し、終わったら早めに立ち去る
- なるべく人と目が合わないよう、どこか一点を見つめる
- 知り合いの存在に気づいた場合、目が合った時だけ笑顔で挨拶
- 「話すのは用事がある時だけでいい」と自分に言い聞かせる
考え過ぎてしまうHSPが気持ちを楽にするための指針
細かいことが気になって作業に時間がかかる
他の人が気にしないような細かいミスに気付きやすく、気づいたからには直したくなるHSP。また私の場合、デザインセンスがゼロにも関わらず装飾やフォントに謎のこだわりを持っています。
理解できないことや矛盾点が気になると、解決するまで先に進めないことも。
そういった「違和感への気付き」や「こだわり・完璧主義」については、感謝されることもあれば迷惑がられることもあります。
細か過ぎると煙たがられたり、作業が遅いと言われたりするのです。
「細かいことを気にし過ぎて時間がかかっている」と感じた時には、こだわりを一旦見えないところに置いておきます。
こだわりを捨てる必要はありませんが、「こだわりを持つべき場面」と「置いておく場面」との見極めが大切です。そのためにはこんな風に自分に問いかけます▼
- 本質とズレれていないか?(本来の目的は?)
- 求められていることか?(自己満足になっていないか?)
- 私がやるべきことか?誰がやったっていいことか?
- 今やるべきことか?(後でもいいならメモだけして先に進む)
- 誰かの時間を奪うなど、迷惑をかけていないか?(視野を広げ、自分と周囲の状況を客観視する)
複数の作業が舞い込むとパニックになる
短時間にあれもこれもとタスクが舞い込んでくるとパニックになりがちです。「重要かつ緊急のタスクから手をつければいい」とは分かっていつつも、それらが複数あると緊張して思うように動けなくなります。
深く考える時間が無いと、焦って判断を誤ったりおかしな言動をしたりしがち。
複数のタスクを短時間でこなす必要がある時には、こんなことを心掛けます▼
- 「安全を最優先。命の安全さえ確保できていれば何とかなる」と自分に言い聞かせて心を落ち着かせる
- 複雑に見えるタスクは細かく分解
- 余裕がありそうな人、得意そうな人に頼る
- 優先順位がつけられなければ、「上から」・「左から」といったマイルールに従う
- 迷ったら簡単なタスクから取り組んでタスク数を減らし、心を落ち着かせる
- 判断が難しく決断できない時には折衷案を検討
自分のミスで迷惑をかけることが怖い
「自分のミスで周囲に迷惑をかけたくない」という気持ちが人一倍強いです。ミスを恐れて慎重に作業するため、他の人より時間がかかります。
よく確認するのは良い習慣。しかし、もう少し人並のペースで進めたい時にはこんな風に自分に言い聞かせます▼
- 命に関わるミスでなければ何とかなる、大丈夫
- まずは最後まで進めて、余った時間でミスを探そう
忙しそうな人に声をかけるのが苦手
仕事で忙しそうにしている上司に声をかけるタイミングにとても気を使います。
返事を急がない場合はメールやチャットで相談できますが、悩むのは「緊急ではないけれど早めに相談したい件」。相談しないと自分の作業が進められない場合です。
上司が落ち着くのを待って遠慮し過ぎていると、別の人が上司に相談し始めてしまうことも。
混雑しているお店で店員さんを呼ぶのも苦手。テーブルの上に呼び出しボタンが無いとなかなか注文できません。
声をかける前に思い出したいことはこちらです▼
- 「上司の場合、部下の相談を受けることが仕事」だと考える
- 「今応じるか、後に回すか」は相手任せなので、まずは気づいてもらう
- 最初に配慮の言葉を伝える(例:お忙しいところ恐れ入りますが、質問よろしいでしょうか。)
- 頼るとは「迷惑をかける。お詫びする。」ではなく「お世話になる。感謝する。」と考える
- 相手の負担を減らすため、なるべく簡潔に質問・相談する
- 質問・相談が終わったら感謝の言葉を伝える
簡潔に質問するコツは、「①結局何が聞きたいのか→②状況説明・必要な情報」の順で伝えることです。また、箇条書きのメモを準備しておくと必要な情報を漏れなく伝えられます。
周りに頼ることが苦手
私は人に何かを頼むことが苦手でした。「弱いところを見せたくない。相手を不快にさせたくない。あれこれ悩むくらいなら自分でやってしまおう。」と考えてしまうからです。
しかし、人に頼むことにはメリットもあります▼
- 適度に甘えることで相手との距離が縮まる
- 苦手を知ってもらうことで、周りからの期待というプレッシャーが減る
- 頼られることが好きな人なら喜んでもらえる
- 相手の成長の機会になる(子どもや後輩の場合)
「困った時、2回に1回は人に頼ろう。」と決めてからは、周囲に少し甘えられるようになりました。
また、たまにはこんな頼り方もオススメ。例えば「怒っている相手の望むことを知りたい時」や、「相手に視点を変えて冷静になってもらいたい時」、質問することで頼ります。
どうしたら良いのか分からなくて・・・。〇〇さんならこんな時どうしますか?
年下や子どもにも素直に頼ります。
ママも正直どうしたらいいか分からないんだ。どうしたら上手くいくと思う?
過度の心配性
細かいところによく気が付くHSP。危険な箇所にも気付きやすく、そこから悪い妄想を膨らませてしまうのが悩みです。
やり忘れが無いか心配で何度も確認したり、娘の将来や今後の世の中について考えて不安になったりします。
また、期待され過ぎることを恐れて予防線を張る癖もあります。詳しくは別の記事に書きました。
心配で頭がいっぱいになると目の前の幸せを見落としたり、新しいことへの挑戦をためらったりしがち。それはとても惜しいことです。
心配したり悩んだりを止めることは難しいものの、そんな時こそ「視点を変え、視野を広げ、長い目で見る」ことを意識します。色々な工夫によって心の負担を減らせたらいいですよね▼
- 出来るだけの備えを済ませたら、「今」あるものに目を向ける
- 今考えた方がいいことか、起こってから考えればいいことかを見極める
- 挑戦をためらう時は「せっかくだからやってみよう」、「とりあえず一歩進もう」と自分に言い聞かせる
- 小さな失敗を重ねて経験値を上げる
- 今後の世界の心配は、頭がいい人たちにお任せする
- 深く悩む内容や時間を限定する
- 一つの対象に執着し過ぎている時は、興味の対象を一つ増やして執着心を分散させる(※中途半端になったり疲れたりしない程度に)
- 楽しいこと、好きなことに集中する
- ブログに書いて頭を整理したり、気持ちを前向きにしたりする
どうしようもないこと、変えられないことは世の中にたくさんあります。また、嵐のように時間にしか解決できないことだってありますよね。そういう時は睡眠を取ったり楽しいことをしたりして、どうにかやり過ごすします。
困っている人を放っておけない
上述の「過度の心配性」とも関係しますが、困っている人を見ると自分ごとのように気にしてしまいます。
手伝い過ぎると相手のためにもなりませんし、自分にとっても負担になりますよね。以下のような基準を決めておくと心が楽になります▼
- 助けを求められた時には自分のできる範囲で手を貸す
- 明らかに困っている人には「お困りですか?」と声を掛ける
(なお、依頼を引き受け過ぎてしまう方は 「誘いや依頼を断れない」の項目もご覧ください。)
イライラしている人や争いごとに心が消耗する
他人との心の境界線が薄く、相手の感情に影響を受けやすいHSP。
特にイライラしている人や怒鳴っている人が近くにいると動揺してしまいます。
「なぜかイライラしている人」を見たら、「この人は今、歯が痛いのかも」と仮説を立てて距離を置くことにしています。
また、ケンカや争いごとは大の苦手。そのためニュースで喧嘩のシーンや戦争の映像が流れたらチャンネルを変えます。
人間は他の動物よりも発達した知性や理性を持っていると言われているけれど、どこまで行っても所詮は動物。危ない時には距離を取り、言葉が通じなければ諦めます。
相手の気持ちを気にし過ぎて本当の自分が出せない
「相手が嫌な気持ちにならないか」を考え過ぎてしまい、なかなか本音や素の自分を表に出せません。
「好かれたい」よりも「嫌われたくない」という気持ちの方がずっと強いです。
しかし、「いい人」を演じ続けて相手に合わせてばかりでは疲れますよね。
我慢し過ぎないために、こんな目標を立てています▼
- 2回に1回は自分の意見をやんわりと伝える
- 相手の気持ちが分からず迷った時は素直に質問する
- どちらが最適解か分からなければ、自分がしたい方を選ぶ
また、ときには「本当の自分が出せていなくてもいい」と割り切ることも大切です。「誰かを喜ばせることができているのならそれで十分。それが今の自分の役割。」だと。
言葉選びに慎重過ぎる
「上手い言葉が見つからない」時ってありますよね。
上述「相手の気持ちを気にし過ぎて本当の自分が出せない」の項目ともつながるところです。
特に、相手を「慰めたい、励ましたい、心配している」時の言葉選びは難しい。相手がどう受け取るかを想像し過ぎて沈黙してしまいます。
LINEでたった一行の返信をするのに何十分も悩んだ挙句、無難でありきたりな言葉しか返せないことも・・・。
私の場合、まずは相手に共感した上で以下のような言葉を掛けることが多いです▼
- 力になれることがあればいつでも言ってね
- つらい時は話聞くからね
- いつでも味方だからね
- 早く良くなりますように
- お大事にね
- 無理し過ぎないでね
- あなたならきっと大丈夫だよ
- 上手くいきますように
- 応援しているね
正直に「ごめんね、言葉が見つからない。」と伝える時や、相手の言葉を復唱するだけの時もあります。的外れな言葉をかけるよりはずっといい。
また、メールやLINEを送る時には、言い回し・絵文字の種類や量・スタンプの種類に気を使います。
印象を良くするために時間をかけ過ぎた結果、「返事が遅い」と思われては本末転倒なので、基本的には悩む時間を制限しています。
褒められた時の返し方に困る
褒めてもらった時に何て返したらいいか分からないことがあります。
「いえいえ、そんなことないです。」と謙遜して返すと相手の意見を否定することになります。それに、謙遜のし過ぎは意図せず周囲をけなしてしまう場合もありますよね。
笑顔でお礼を伝えたあと相手のことも褒められたらいいのですが、無理に褒め返そうとすると不自然となりかえって気まずくなることも。
そのため、褒めてもらえた時に自然と好意を返せるよう練習しています▼
- 否定せず素直に喜んで、笑顔でお礼を伝える(それだけでも100点)
- 余裕があればもう一言添える(「〇〇さんにそう言っていただけて嬉しいです。」)
- 身内のことを褒められた時には「あとで本人にも伝えますね。」
- 相手の良いところが見つかったら、褒め返したり質問したりする(「お子さんはダンスがお上手ですよね。習い事とかされてるんですか?」)
- 次回会った時にはこちらから相手を褒める
3人以上で話すことが苦手
人が増えれば増えるほど刺激や気遣いも増えます。その場の全員が心地良く過ごせているかが気になってしまう私。集団の中で溶け込めず、自分だけふわふわ浮いて上空から傍観しているように感じます。
そのため人と会う時は「2人きり」が理想です。
仲良しの友達には「3人以上で集まるより2人きりで会う方が心地良い」と正直に伝えました。
(なお、夫と娘と3人で過ごす時間は割と平気。)
どうしても3人以上で集まらなければいけない時には、こんな風に考えています▼
- 端の席に座るなどして横からの情報量を減らす
- 「人前で話すことが苦手、聴く方が好き。」と周囲に伝えておく
- 誰かを不快にする発言をするくらいなら無言の方がマシだと割り切る
- 「聴く力を伸ばす日」だと割り切る
- 「私の居場所はここだけではない。頑張っても頑張らなくてもいい。」と考える
- 状況を客観的に見て楽しむ(ショートコント「井戸端会議」)
- 雑談力が高い人を観察して参考にさせてもらう
誘いや依頼を断れない
「断るのが申し訳ない」、「嫌われたくない」という思いが強いため、誘いや依頼を断ることが苦手です。
断る理由を考えたり今後のお付き合いを心配したりするよりも、引き受けた方が楽だと感じてしまうのです。
誘われたり依頼されたりして迷った時は、以下のように考えます▼
- 誘ってもらっても2回に1回は断る
- 依頼は気持ちと時間に余裕がある時だけ引き受ける
- 断る時、嘘の理由を伝えるよりも曖昧に伝えた方が楽(「声をかけてくれたところ申し訳が難しい。」など)
気乗りしない予定のことで頭が占領される
予定のことを考えると、そのことで頭が占領されて落ち着かないことってありませんか?
例えば1週間後に「気乗りしないイベント」が控えている時。イベント当日までずっとモヤモヤ。当日の朝はモヤモヤの絶頂。
仲良しの友達とランチをする日でさえ、2日前あたりからソワソワしてきます。ワクワクよりソワソワの方が大きいです。一番の心配ごとは友達が楽しく過ごしてくれるかどうか。
「楽しむことを目的としていたはずのランチ」が、いつのまにか「無事に終わらせるべきミッション」になってしまうのです。
急に予定がキャンセルになると、正直ほっとすることも多いです。
モヤモヤ・ソワソワ時間の気持ち悪さを減らすための工夫がこちら▼
- 準備を早めに済ませることで、面倒や不安という感情をなるべく減らす
- 簡単で楽しくできることを、その日の一番の目的にする(食べたことがなかったスイーツを食べる、歩くことで運動不足を解消する、など)
- 優先順位を入れ替える(買い物に行くついでにPTAの会議に顔を出す、など)
- 当日は出発タイマーだけセットしたら、出かける直前まで何かに没頭する(YouTubeを観ながら運動するなど)
終わったことを反省しすぎる
帰宅途中や帰宅後、その日の自分の言動や相手の様子を細かく思い返して自己採点する癖があります。
1人反省会は悪いことではありません。冷静に自分の言動を振り返り、良かった点や改善点に目を向けることは成長に繋がるからです。
問題なのは反省時間が長過ぎることと、悪い方に考え過ぎて自分を責めてしまうこと。
特に夜の反省会では気持ちまで暗くなり、視野も狭くなりがち。
前向きな反省会のために、こんなことを心掛けます▼
- 反省する制限時間を設ける
- 頭の中だけで考えず、思いついたことをどんどん書き出す
- 「ダメだった点」を後悔するだけで終わらず、改善策を探す
- 「良かったところ」を意識的に思い出す
- 反省する制限時間を過ぎたら、「もう大丈夫。」と自分に言い聞かせる
「しょうがない。次はこうしよう。」、「誰も悪くない。運が悪かっただけ。そういう時もある。」などと思えることが反省会のゴールです。
1人でいたいのに、1人ぼっちだと思われたくない
1人で過ごす時間が大好きです。しかし、「1人ぼっちだと思われる」ことは苦手です。
娘の小学校の行事などでも、周りのママさん・パパさんたちが群れているなか自分だけぽつんとしていると居心地が悪いです。「友達がいない人」だと思われていそうで、みじめになるからです。
そんな時はスマホを触って待ち合わせしている風を装ったり、掲示物を熱心に見たりしながら時が経つのをひたすら待ちます。
学校や職場の休憩時間には、「1人で落ち着いて過ごすスペース」と、「ワイワイするスペース」とを分けてくれたらいいのになぁと思っていました。完全に別室にしてお互いの様子が見えないようにすれば、視線が気にならないからです。
1人静かに過ごすことが当たり前の場所はすごく落ち着くので、これからも私はそういう場所に足を運びます。
図書館は昔から大好きな場所です。
自己肯定感低めのHSPが気持ちを楽にするための指針
自己肯定感が低い
HSPは社会全体の中では少数派で、割合としては5人に1人と言われています。
「外向的な人が評価されやすい傾向のある社会」で生きていると、どうしても劣等感を抱きやすいですよね。
また、HSPはささいなことも深く受け止めて否定的にとらえたり、多くの人が楽しめること(雑談やサプライズなど)が苦手だったりもします。
思い通りに行かないことや苦手なことがたくさんあると、完璧主義が裏目に出てしまい自信を失いがち。
こういったこともあり、HSPは自己肯定感が低い傾向があるそうです。
自己肯定感は高過ぎても低過ぎても良くありません。
私の場合、今よりもう少しだけ自分を認められるようにこんなことを意識しています▼
自分をこまめに褒める
自分ができたことを素直に褒めます。ささいなことでも、当たり前と言われることでもいいので、こまめに褒める。
自分を褒めることに慣れていなければ、「(いつも優しい言葉をかけてくれる)あの人なら、何て言ってくれるかな。」と想像するのもいいと思います。
また、「自分は何をやっても中途半端。自分より上手い人はたくさんいる。」と感じる時には「目標」や「期待値」を少し下げることによって褒めるポイントを見つけやすくなります。
「中途半端」ではなく「ほどほど」、「飽き性」ではなく「マルチ・ポテンシャライト」などと言い直せたらいいですね。
自分のいいところを書き出す
普段は自分の直したいところに目が行きやすいので、意識的に自分のいいところに目を向けて書き出しています。
ちょっと恥ずかしいですが、退職時にいただいた寄せ書きを定期的に読み返しています。
得意が生かせることをする
仕事でも趣味でもボランティアでも、自分の得意が生かせることに取り組んでいる時間が好きです。得意とまでは言えなくとも、「時間を忘れて没頭できること」が「自分に向いていること」だと思います。
HSP仲間を探す
気が合う人、波長が合う人とのんびり話すのは楽しいです。そしてそういう時の自分は好き。私の場合、気が合う人が身近になかなかいないため、ブログやtwitterが主な交流の場です。
気が合う人が周りにいない場合、少し視野を広げると見つかるかもしれません。
また、今はタイミングが合っていないだけで数年後に出会うことだってあります。
嫉妬心を抱いてしまう
自分に無いものを持っている人、自分より優れた人を見た時の反応は、その時の自分の調子によって変わります。
調子が良い時なら、素直に「すごいなぁ、かっこいいなぁ。」と尊敬できます。
調子が悪い時だと、嫉妬心を抱いてモヤモヤしてしまいます。
嫉妬心を抱いてしまう時には、こんなことを試してみます▼
- その人のようになりたいのであれば、徹底的にマネをする
- マネができないのであれば、自分の遺伝子には合っていないことを認める
- 「こういう人たちのおかげで世の中には楽しさが溢れている」と感謝する
- できないことは得意な人に任せて、助け合いながら生きていく
- 「今自分が持っているモノ」に目を向けて大切にする
- 「自分」と「他人」だけではなく、「今の自分」と「過去の自分」を比べて成長点を見つける
他人と自分を比べることは人間として自然なことです。比べることで自分の得意・不得意や課題に気づくことだってあります。
持って生まれた遺伝子や育ってきた環境は人それぞれ。色んな生き物がいて、色んな価値観がある。お互い様の気持ちを持って寛容になり、助け合いながら生きていきたいですね。
もし近くにいると争いが起きてしまうのであれば、それは相性の問題。離れた場所で生きることを選びます。
人間関係や仕事内容をリセットする癖があり、転職を繰り返す
私が今までに転職した回数は8回。
HSPは責任感が強い傾向があり、一つ一つの仕事はきっちりこなします。
一方で、HSPはプレッシャーに弱く心配性。過度な期待や焦りを感じるとプライベートの時間にも仕事の心配が頭に浮かんだり、仕事でミスをする悪夢を見たりします。
そして化けの皮がはがれる前に退職。私の場合、長くても3年で辞めてしまいます。
また、ノリが良過ぎる職場や大人数の職場は居心地が悪かったです。
「リセット癖があり、仕事が続けられない自分はおかしいのかな。」と悩んだ時期もありました。しかし今考えてみると、心身が壊れる前に辞められて本当に良かったです。
それに、たくさん転職したおかげで自分に合った仕事や職場環境が分かってきました。
- お昼ご飯や休憩時間を1人で過ごせる
- 人に見られず作業できる
- 人が少ない職場(できれば在宅勤務)
- 時間に追われず自分のペースで取り組める
- 自分のキャパシティでこなせる
- 片付いていて静かな職場
今は在宅で仕事をしています。
収入は以前よりガクッと減りましたが、人に見られない環境で一つのことにじっくり取り組める働き方の方が自分には合っています。
全てを投げ出したくなったら、限界間近のサイン。
早めに人に任せたり、休職・部署異動・退職を検討して自分を守りましょう。
「逃げる」・「投げ出す」と考えるのではなく、「別の道を選ぶ」・「手放す」と考えると少し気が楽になるかもしれません。
さいごに
HSPが気持ちを楽にするための指針についてまとめました。
HSPにはいくつかの特徴がありますが、私の場合は以下の3点に悩むことが多いです▼
- 過敏である
- 考え過ぎてしまう
- 自己肯定感が低い
そのため今回の記事では、上記3点に対する自分なりの対策や工夫を書きました。
読んでくださった方の気持ちが少しでも楽になったのであれば幸いです。
これからも「気づいたこと」や「いいなと思った方法」があれば随時更新していきます。