こんにちは。やもともりです。
ストレスの対処法の一つに、「書き出す」という方法がありますよね。
誰にも見せない前提で、事実と感情をひたすら書き出す。
溜め込んだ感情を体の外に出せばスッキリし、客観的に対策を考えられます。
しかし私の場合、いくら書き出してもスッキリしない時がありました。
原因として考えられたのは、
「どす黒い感情」を吐き出していなかったから
でした。
もっともらしい感情だけを言語化し、どす黒い感情は無視。
良い人を演じ続けていると、「良い人らしくない感情」を抱くことが許せなくなるのです。
「本性は変えられない。どんな感情を抱くかは自由。」という当たり前のことを忘れかけていました。
今回の記事は、自分の本性を忘れないために書いた「本性の備忘録」です。

やもともり
これがあれば感情の見落としが減り、心が楽になります。
本性の備忘録
こちらが私の本性です。
- 怖がり
- 人見知り
- 変化が苦手
- 縄張り意識が強い
- 面倒くさがり
- 欲しいモノを楽して手に入れたい
- 損得勘定で動く
- 所属意識が強い
- 偏見をたくさん持っている
- 気に入らない者を排除
- 小さいモノを可愛いく感じてひいきする
- 弱みを隠す
- 噂話や新情報が気になる
- 承認欲求が強い
- マウントを取る
- 根に持つ
- 嫉妬心が強く、人の不幸を喜ぶ時がある
この中でも「嫉妬心」を忘れがちなので注意が必要です。
- 自分は我慢しているのにズルイ
- 自分が欲しいモノを誰かが楽に手に入れて悔しい
本当は嫉妬によるモヤモヤなのに、これを「正義感」によるものだと勘違いすると、相手への攻撃を正当化してしまいます。
本性は「悪いモノ」ではない
臆病で、怠け者で、器が小さい。

やもともり
私はこういう自分の本性を「悪いモノ」だと感じていました。
しかし、「人間の遺伝子が受け継がれてきた結果」と考えると、本性に対する見方が変わります。
大昔から、以下のような遺伝子を持つ人間は「生き延びやすかった」そうです。
- 安心、安全でいたい
- 無駄なエネルギーは使いたくない
- 都合のよい仲間とだけ一緒にいたい
- 役立つ情報が欲しい
- ちやほやされてモテたい
- 成長したい
「生き延びるのに好都合の遺伝子」を持つ個体が生き延び、たくさんの子孫を残してきました。
そのため、今の時代にもそういう遺伝子を持つ個体が多いのです。
時代によって環境は変わるため、今の時代でも生き延びやすいという訳ではありません。
自分の本性を「悪いモノ」ではなく「そういうモノ」だと納得できた時、自分のすべての感情を大切にしようと思えました。
どんな本性も自分の一部なのだから、無視せず認める。
そして、時には本性を出す機会を作ろうと思います。
周りに迷惑をかけない程度に。
本性が出やすい状況
いつもは我慢できることが、今日はなぜか我慢できなかった。
自分がいつまた豹変するか分からず怖い。
こんな風に反省する日はありませんか?
人前で本性が出ることを避ける方法は、
- そもそも人と関わらない
- SNSなどで匿名の発信をしない
ですが、なかなか難しい。

やもともり
そのため「本性が出やすい状況」を自覚し、そういう状況をなるべく避けています。
本性が出やすい状況はこちらです。
余裕がなくて理性が働きにくい時
時間がない、お金がない、体調不良、心配、理不尽、ストレスの限界
※体調不良
(病気、生理、ホルモンバランスの乱れ、疲れ、寝不足、栄養不足、老化)
※大切なモノを失う心配
(自分という存在・家族・仲間・財産・時間・安定・成果・評価・自由、などが無くなりそう)
誘惑による興奮、薬やアルコールによって理性が働きにくい時
相手との関係を切ってもいいと判断した時
自分だけでなく誰かが怒ったり泣いたりした時にも、原因を想像するヒントになります。
おわりに
私が望むのは寛容な世の中。この気持ちにウソはないのに、小さなことが許せない時があります...。
「偏見は良くない」と子どもに伝える一方で、実はたくさんの偏見を持っています...。
このような自分の矛盾に混乱する時期がありました。
しかし、本性に対する見方が変わったことで、ようやく矛盾に納得できました。

やもともり
抱いてはいけない感情なんてなく、どれも私の感情の一つ。
これからも自分の本性を忘れずに生きていきます。