- 人と一緒にいると疲れてしまう
- 刺激に過敏
- 考え過ぎて疲れ、共感し過ぎて苦しくなる
敏感過ぎて生きづらいHSP。
同じような状況で悩んでいませんか?
私は子どもの頃から周りに合わせて生きてきました。
外向的な振る舞いは、できると楽しいのですが、とても疲れます。
なんでみんな普通にできるの?
私が変なのかなぁ?
その疑問は、5年前に書店でHSP関連の本を目にしたとき、はっきりしました。
その日から、本やネットの情報を参考にし、気持ちを楽にする工夫をしてきました。
仕事を在宅ワークに変え、苦手への対処法を細かく決めたのです。
人との交流を少なくしたため、悩む時間は減り、楽しい時間が増えました。
しかし、まだ問題が残っていました▼
- 子どもに関わる人間関係(ママ友、教師、習い事、PTAなど)
- 子どものことを心配し過ぎる
- お出かけが多いとぐったりする
この記事では、HSPが子育てで直面する問題と対処法について書きます。
やもともり
子育て向いてないかもと悩んでいたら、ぜひ最後まで読んで欲しいです。
- HSPの自分は「子育てに向いていないのでは?」と悩んでいる
- HSP関連の本の内容は、子育て中に適用できないと感じている
- 「適度、ほどほど」に子育てすることが難しい
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HSPの定義と4つのタイプ
HSPとは?
HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で、「とても敏感な人」のことです。
アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念であり、彼女の調査によると約5人に1人がHSPだと考えられています。
HSPは病気ではなく、生まれ持った気質であり、HSPの脳の扁桃体と非HSPの扁桃体とでは働き方が少し異なると言われています。
扁桃体は、「不安や恐怖といった感情、直観力、ストレス反応」に深く関わっている器官です。
「HSPセルフテスト」をおこなってみると、自分にHSPの傾向があるかを判定できます。
やもともり
ネットで「アーロン博士 HSPセルフテスト」と検索すると出てきます。
アーロン博士によると、以下の4項目のうち1つでも当てはまらないものがある場合はHSPではないそうです▼
- 深く考えをめぐらせる
- 過剰な刺激を受けてしまう
- 感情が動きやすく共感もしやすい
- 些細なことにも敏感である
HSPの4タイプ
HSPは「内向的 or 外向的」・「刺激を求めない or 求める」によって4タイプに分かれます。
- 内向的 + 刺激を求めない=HSP
- 内向的 + 刺激を求める=HSS型HSP
- 外向的 + 刺激を求めない=HSE
- 外向的 + 刺激を求める=HSS型HSE
私は「内向的で刺激を求めないタイプ」のHSPです。
HSPが子育てで直面する問題と対処法
【問題①】子どもに関わる人間関係(ママ友、教師、習い事、PTAなど)
子育てしていると避けがたいのがママ友付き合い。
子ども同士が仲良しだと、相性の良くないママさん・パパさんとも関わらねばなりません。
学校や習い事の先生にも気を使いますよね。行事もたくさんあります。
親が悪い印象を持たれると、子どもの印象にも影響しそう・・・。
また、学校のPTA役員になると他の保護者や先生方とたくさん関わるため、心身共に負担が増します。
社交的なママさん達を見ると、私は子育てに向いていないかも、と落ち込みました。
⇒ 対処法:期間限定で良い人を演じて乗り切る
ママ友、習い事、教師、PTAの関わりは子どもが大きくなるに連れて減ることが多いです。
そのため「期間限定」で良い人を演じて乗り切ります。
やもともり
無理し過ぎると疲れてしまうので、たまには欠席や途中退出もOK。
私は幼稚園や習い事の送り迎えがとても苦痛だったので、登園やお迎えはなるべく保護者が少ない時間にしていました。
【問題②】子どものことを心配し過ぎる
自分のこと以上に、子どものことを心配し過ぎて苦しくなります。
やもともり
私の場合、娘が一人っ子のため、子どもに向き合い過ぎなのかもしれません。
登下校中の事故や、お友達とのトラブル。
健康と安全、性格や能力、人間関係。日本の将来。あらゆることが心配の対象です。
思い浮かぶのは明るい未来よりも心配なことばかり・・・。
また、HSPは危険にとても敏感です。
そのため子どもに先回りして声を掛けることが多いのではないでしょうか。
必要以上の声掛けや行動制限は、子どもからチャレンジ精神を奪ってしまいます。
⇒ 対処法:未来を心配するよりも子どもの「今」を大事にする
未来を心配してばかりでは、子どもの「今」を見逃してしまいます。
心配しても何も変わらないなら、目の前にいる子どもを笑顔にできる方法を考えましょう。
そうすれば、たとえ未来が暗くても、その子の人生における「楽しい思い出」は増やせますよね。
また、子どもへの口出しは「命に係わること」に限定。
それ以外のことに関しては、子どもの力を信用し、なるべく口を出さずに見守るようにします。
私は子どもの可愛い寝顔を見ていると、
この子の人生、つらいこと、悲しいことも、たくさんあるだろうなぁ。
と心配になることが多いです。そんなときは、自分に言い聞かせています。
つらいことがあっても立ち直れるよう、全力でサポートしよう。
【問題③】お出かけが多いとぐったりする
子どもが小さいうちは、色んな場所に連れて行くのが望ましいと言われますよね。
子育て支援センター、公園、旅行やキャンプ場など。
子どもの喜ぶ顔が見たいし、様々な経験をしてもらいたい。
しかし、私は刺激の多い場所で過ごすと、帰宅後にぐったりし、翌日にも疲れを引きずります。
外出すると疲れやすいHSPは、子育てに向いていないと思うこともありました。
⇒ 対処法:無理に出掛けない
子どもが「行きたい♪」と言う場所にはなるべく連れて行きますが、親が子どもを誘って無理に外出することは止めました。
毎週、毎月のようにお出かけするご家庭には感心しますが、我が家は我が家なりのペースでいきます。
やもともり
遠足や体験学習など、学校が連れて行ってくれる機会もたくさんあります。
おわりに
「HSPさんは自分に合う環境に移り、苦手から離れよう。」というアドバイスをよく耳にします。
しかし、子育て中となると、苦手でも離れられないことが多いですよね。
やもともり
私は今回の記事のような工夫をしながら、苦手と向き合っています。
HSPは子育てに向いていないと思う時もありますが、向いていると思う時もたくさんあります。
特に、小さな変化に気づけることは大きな強みです。
おかげで子どもの変化をたくさん褒めることができます。
これからも、無理し過ぎない工夫をしながら、子どもの成長や日々の幸せをたくさん見つけていきたいです。