やもともりブログ

 HSPママの日常  

HSPが子育てで直面する問題と対処法

人と一緒にいると、酸欠状態になり疲れてしまう。
考え過ぎて動けなくなり、共感しすぎて苦しくなる。過度な心配性。

敏感すぎて生きづらいHSP。
同じような状況で悩んでいる人はいませんか。

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私は子どもの頃から、「人と一緒にいて疲れるのは当たり前」だと思い込んできました。
刺激に対して過敏なのも、これが人間として普通の反応なのだと。

しかし、5年前に書店でHSP関連の本を目にしたとき、自分がHSPであることを知りました。

あ、自分は普通ではなかったんだ

気持ちが楽になったと同時に、30年間ずっと損してきた気がしました。

HSPで良かったことも沢山ありますが、それよりずっと苦しいことの方が多かったからです

それからというもの、本やネットの情報を参考に、楽に生きられる工夫をしてきました。仕事を在宅ワークに変え、感情の起伏の激しい人や苦手なものとは距離を置いてきました。

ただ、ママ友や学校関連のことからも逃げてばかりとなると、子どもにしわ寄せが及んでしまいます。

子どもに関する心配事は絶えることがなく、保護者として責任があるため「子どもの課題は自分の課題ではない」と割り切るのも難しいですよね。

この記事では、HSPが子育てで直面する問題と、少しでも楽に生きるために私がおこなっている対処法について書きます。

「どんな刺激にも鈍感になれる」などといった根本的な解決方法ではありませんが、苦しさを感じる頻度は半分ほどに減りました。

同じ状況で悩んでいる方にとって、少しでも参考になると嬉しいです。

この記事はこんな人におすすめ
  • 自分はHSPだから子育てに向いていないかもと悩んでいる
  • HSPの本をいろいろ読んでみたけれど、結局つらい状況は変わらない
  • 「頑張りすぎないで休もう」、「周りに頼ろう」と言われても適度に行動することができない

HSPとは?

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HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で、「とても敏感な人」のことです。
アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念であり、彼女の調査によると約5人に1人がHSPだと考えられています。
HSPは病気ではなく、生まれ持った気質であり、HSPの脳の扁桃体と非HSPの扁桃体とでは働き方が少し異なると言われています。

アーロン博士の研究による「HSPセルフテスト」をやってみると、自分にHSPの傾向があるかを判定できます。(セルフテストの内容はネットで検索してみてくださいね。)

セルフテストのチェックリストには、

こんなの多かれ少なかれ誰にでも当てはまるのでは?

という項目もありますが、夫に(HSPのセルフテストということは伏せて)やってもらったところ、全然当てはまらなくて驚きました。

夫もHSP仲間だと思ってたのに・・・


なお、アーロン博士によると、以下の4項目のうち1つでも当てはまらないものがある場合はHSPではないそうです▼

  1. 深く考えをめぐらせる
  2. 過剰な刺激を受けてしまう
  3. 感情が動きやすく共感もしやすい
  4. 些細なことにも敏感である
補 足

この記事は、刺激を求めない内向型のHSPが書いた内容ですが、HSPの中には刺激追求型の「HSS型HSP」も存在します。「HSS型HSP」は外向的で明るいため一見HSPには見えないかもしれませんが、実は刺激に弱く傷つきやすいという面があります。

HSPが子育てで直面する問題

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「自分と他人との間に境界線を引こう」なんて言われても、子どもに関しては「他人ごと」で済ませる訳にはいきません。

ママ友、習い事、教師、PTA

子育てしていると避けがたいのが、ママ友付き合い。子ども同士が仲良しだと、相性の悪いママさんとも関わらねばなりません。

私は幼稚園や習い事の送り迎えをとても苦痛に感じていたためなるべくママさんたちと接する時間を減らすべく、ギリギリの時間に登園させたりお迎えに行ったりしていました。

習い事の先生や園/学校の先生に対しても気を使いますよね。親である自分が悪い印象を持たれると、子どもにも悪い印象を持たれそうです。

また、来年度は小学校のPTAの役員をやることが決まっており、人との関わりが増えることが今から不安です。(知り合いから役員をするよう懇願されたとき、嫌われるのが怖くて断れませんでした。)

あらゆることを心配してしまう

自分のこと以上に、子どものことを心配し過ぎて苦しくなります。

現在のことも将来のことも。健康と安全、性格や能力、交友関係。あらゆることが心配の対象となります。

子どもの明るい未来を想像した方が良いのに、思い浮かぶのはいつも心配なことばかり。

特に、登下校中に事故に遭わないか、お友達とのトラブル(いじめたり、いじめられたり)についてを心配しています。心配してもどうにもならないことだとしても、永遠に考えてしまうんです。

娘に対して、「~したら危ないよ」、「気を付けてね」と必要以上に声を掛けたり、「自転車はまだ早い」などと行動を制限したりすることで、子どもの可能性を狭めてしまっているかもしれません。

さらに、私が普段から「〜に気をつけてね」などと言い過ぎていることで、子どもも同じように心配性になってしまうことが考えられます。(娘にもHSPの傾向があります。なお、子どもの場合はHSCと呼びます。)

「子どもと私は、別の個人。割り切れるところは割り切らねば。」とは思いますが、やはり子どものつらそうな姿は見たくないため口を出し手を貸してしまいがちです。

お出かけぐったり問題

子どもが小さいうちは、子育て支援センター、公園、旅行やキャンプなど、色んな場所に連れて行ってあげなきゃと思いますよね。子どもの喜ぶ顔が見たいし、様々な経験をしてもらいたい。でも子どもを連れて刺激が強い場所で過ごした私は、帰宅後にぐったりし、翌日にも引きずります。

的外れなアドバイスにモヤモヤ

子育て中、周りの人が良かれと思って色んなアドバイスをくれます。

甘やかし過ぎじゃない?

気にしすぎだよ

一人っ子だと干渉し過ぎちゃうけど、二人目が生まれたらバランス良くなるよ

大変なのはみんな同じ

そういうとき、的外れだと感じてモヤモヤしたり、痛いところを指摘されて余計に傷ついたりすることがあります。さらっと受け流すことができず、何度も思い返してしまうんです。

HSPが少しでも楽に生きるための方法

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ここからは、少しでも楽に生きるために私がおこなっている方法について書いていきます。

マイルールを完璧に守る

HSPは完璧主義の傾向があるため、ルールを守ることは得意です。一方、完璧主義のせいで適度にほどほどに物事をおこなうことは苦手です。

なお、ここで言う完璧主義者とは、何でも完璧にこなせる人ではなく、完璧にしなきゃと自分を追いこんでしまう人のことです

この、ルールを守ることが得意という面を生かし、「人付き合い」や「悩むという行為」に関するマイルールを作ってきっちり守っていきます。

例えばこんなマイルールです。

マイルール① 人と会う回数や時間を半分に減らす


人から食事や集まりに誘われた場合、2回のうち1回だけは行くようにします。
また、人と一緒に過ごすのは4時間が限界だと感じるなら、2時間だけ過ごして帰ります。


さらに、「その人と一緒にいるときの自分が好き」だと思えなければ、相性が悪いため距離を置くことにし、次回誘われても会わないようにします。


生きていく限り、人と全く会わないことは不可能なので、まずは人付き合いを「半分」に減らすためのマイルールです。他人とどの程度付き合っていくかの基準となるため、これをきっちり守っていくことで結果的に「ほどほどの人付き合い」を続けられることになります。

マイルール② 心配する内容と時間を限定する


心配する内容を限定

子どもに対して口出しするのは、「命に係わること」だけと決めます。それ以外のこと(学校、交友関係など)に関しては子どもの力を信用し、なるべく口を出さずに見守ることとします。


悩む時間を限定

常に心配している状態だと心が持たないため、心配したり悩んだりする時間帯を決めるのもおススメです。例えば、「深く悩む時間は一日の中で、午後10時から11時まで」と限定します。もしそれ以外の時間に悩み事が浮かんでも、今すぐ考えなくていいことなら「午後10時から考えよう」と後回しにし、別のことに時間を使います。


悩むときは頭の中だけで考えるのではなく、日記やブログに書くことで思考が整理できます。私もブログやTwitterのお世話になっています。複雑だと思っていたことも、書き出して分解していくと案外単純なことだったと気づくことがあります。また、モヤモヤする出来事があっても、「これは今夜のブログで書こう」などと前向きに受け止められたりもします。

悩むこと自体は止められなくとも、このマイルールを守ることで悩みに費やす時間や労力を減らすことができます。

つらい仕事は辞める

私は同じ職場で働き続けることができない人間です。短くて半年、長くても3年で限界がきてしまい、転職を繰り返しています

特に、常に時間に追われて仕事をしていた職場では、帰宅後も緊張感が抜けず、心と体が壊れかけていました。

何でみんなはこの状況に耐えられるんだろう
自分には根性が足りていないのかな
このつらさを乗り越えれば成長できるのかな

なんて悩みながら数年勤めましたが、病気になる前に退職を決意しました。

このようにすぐ限界がきてしまう原因について考えると、次のようなHSPの特徴が関係しているのではと思いました。

HSPの特徴
  • 多方面に気を使う大人数の職場が苦手
  • 人の視線が気になって集中できない
  • 短時間に多くの仕事が舞い込んでくると混乱し、思考が停止する
  • 細かいミスに気づくと見過ごせず対応してしまう
  • 自分のミスで周りに迷惑をかけることが怖い
  • 心配性で過度な確認癖がある
  • 細かいトラブルを予測し過ぎて、他の人より作業に時間がかかる
  • 人に弱みを見せられず、頼ることが苦手
  • 自分の要領の悪さに自信を喪失する
  • 帰宅後も今日の反省と明日の心配ばかりしてしまう

ありがたいことに今は在宅で仕事をしているため、心がだいぶ楽になりました。刺激も収入も減りましたが、人に見られない環境で一つのことにじっくり取り組み、予定を詰め込み過ぎない働き方が自分には一番合っています。

無理に出かけないようにする

子ども自身が「行きたい」と言う場所にはなるべく連れて行きますが、親から子どもに「○○に行こうか」と誘って無理に外出することは止めました。

ひろゆきさんの言葉を借りる

的外れなアドバイスをもらってモヤモヤしたときなどには、ひろゆきさんの言葉を心でつぶやきます。

それってあなたの感想ですよね。決めつけるのやめてもらっていいですか。

相手に対しても、自分に対しても使える言葉です。

ぺこぱにつっこんでもらう

ついつい頑張り過ぎてしまうHSP。
疲れたときには「ぺこぱ」の優しいつっこみに助けてもらいます。

今やらなくたっていい!

誰がやったっていい!

頑張っても頑張らなくてもいい!

自分に何度も言い聞かせます。鈍感力をつけることは難しいですが、口癖を変えていくことならできます。

また、「ぺこぱ」の言葉ではないですがこんな言葉も好きです。

100年後、知り合いはほぼ生きてない

とりあえず一歩進もう 進みながら考えよう

おわりに

HSPは病気ではないので、治療薬はありません。

自分に合った環境に移ることができれば苦しさは減りますが、すぐに環境を変えるのは難しいですよね。

今回の記事で、少しでも気持ちが楽になったという人がいたら幸いです。

まず自分のことを大切に。そしてHSP持ち前の「小さな変化に気づく」能力で、子どもの成長や日々の小さな幸せを沢山見つけていきたいですね。

参考図書:

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