こんにちは。やもともりです。
9月は小3の娘の登校しぶりが3回ありました。
定期的に起こる娘の登校しぶり。正直、親として心が折れそうにもなるときもあります。
朝のバタバタした時間帯に子どもが登校をしぶると、心配と焦りとイライラが一気にやってきます。「明らかな体調不良」ではないため、「今日は休ませよう」とすぐに見切りをつけることはできません。
なんとか遅刻せず登校してもらいたいと手を尽くしても、結果は変わらず疲労感だけが残ることも・・・。
しかし落ち込んでばかりでは前に進めません。我が家に合う対処法について試行錯誤をしている日々です。
この記事では、子どもの登校しぶりに対する我が家のスタンスについて書きます。また、親の焦りやイライラを少しでもやわらげるため、【登校しぶりの時に見たいフローチャート】も作りました。
私と同じように以下の悩みをお持ちの方にとって、少しでも参考になる部分があると嬉しいです▼
- お子さんの登校しぶりに悩んでいる
- 登校させるか休ませるかを迷ったときの「基準」が欲しい
登校しぶりとは
そもそも登校しぶりとは
一般的に、登校しぶりは「登校を渋りはするものの、なんとか学校に行っている状態」のことです。
不登校(登校拒否)との違い
不登校については文部科学省の定義によると、「年間の欠席日数が30日以上となった状態(※病気や経済的な事情がある場合を除く)」だそうです。
娘の場合、朝は登校をしぶっても下校時にはケロッとしていることが多いです。しかし登校しぶりは不登校予備軍であるとも言えるため、軽く考えることなく真剣に受け止めています。
登校しぶりに対する我が家のスタンス
我が家では登校しぶりについて、以下のように考え対応しています▼
- 子どもを無理に学校に連れて行くことはしない
- 子どもの話を聞くためなら学校を遅刻させてもよい
- 子どもに寄り添って話を聞く(求められていないアドバイスはしない)
- たまになら学校を休ませてもよい(家庭学習)
私は正直、登校しぶりがあった日は対応後にぐったりしてしまうので、学校を休ませた方が楽だなと思うこともあります・・・。
しかし「学校を休むことが当たり前」になることを避けるため、「娘が悩みを話して元気になったら学校に連れて行く(遅刻)」という方法を取ることが多いです。
そして娘が帰宅したら、あれこれ聞かずに「よく頑張ったね」と褒めます。
ちなみに夫のスタンスは、「遅刻はNG。体調不良でなければまずは学校に行かせ、帰ってからゆっくり話を聞く。」というもの。
基本は優しく、でも伝えるべきことはしっかり伝える。
私もこの考えには賛成ですし、普段娘に接するときはそうしているつもりです。
ただ、娘の場合、一旦登校しぶりの状態になると無理に登校させようとしてもダメな日が多いのです。
まず、娘は玄関から動こうとしません。前向きな言葉をかけられ何とか出発できたとしても、数十分後に家に戻ってきてしまいます。
手をつないで親子で一緒に学校まで歩くこともしました。しかしこういうときの娘は牛歩のように進み、すぐに立ち止まってしまいます。
夫が有給の日の朝、娘が登校を渋ったことがあります。その日は夫があれこれ手を尽くしても娘は登校できなかったため、最近の夫は遅刻や欠席を容認してくれています。
しないように気を付けていること
登校しぶりのときに、しないよう気を付けていることが3つあります▼
- 子どもの発言を疑う
- 遅刻ギリギリまで学校に連絡しない
- すべてを解決しようとする
どれも以前私がしていたこと。反省しています。
1. 子どもの発言を疑う
さっきまで元気だった娘が登校時間になると急に「お腹が痛い」と言うことがあります。こういうときは正直、娘の発言を疑いたくなるときもあります。ズル休み目的?怠け?甘えたいだけ?
しかし、たとえ疑わしいときでも、子どもに対して「疑いの言葉や態度」は出さないようにします。「お腹が痛い」=「何かしらのSOS」だからです。
子ども自身も言葉で表現することが難しい悩みや、親に言いづらい悩みもあるでしょう。本当に痛いのはお腹ではなく心かもしれません。
2.遅刻ギリギリまで学校に連絡しない
そう思って遅刻ギリギリまで学校に連絡しないこともあると思います。
しかし、時間に追われた状態では子どもの様子をしっかり観察できませんし、子どもの話をじっくり聞く余裕がなくなります。
遅刻しそうなときは学校に早めに連絡することをオススメします。そうすることで、親の焦りやイライラは少しだけ落ち着きます。(仕事の日はさらに職場にも連絡が必要で心苦しい・・・。)
3. すべてを解決しようとする
子どもが抱える悩みすべてを解決しようとすると、親も子も途方に暮れてしまいます。
悩みには、子どもの頑張りや親のサポートでどうにかなるものと、どうにもならない問題があるからです。
娘には、「時間が解決してくれることや、流れに任せるしかないことも世の中にはたくさんあるんだよ。」と伝えています。
ただ、解決できなくても人に話すことで頭の中がスッキリしたり、心がほんの少し軽くなったりするときってありますよね。娘にはこれからも、親や先生、お友達に悩みを相談して欲しいと思っています。
登校しぶりの時に見るフローチャート
私が娘の登校しぶりの際に毎回悩むのが、「娘がいつ登校する気になるのか」、「そもそも登校できるのか」が読めないということです。
「いつまで安静にさせるべきか」、「いつまで話をきくべきか」という基準や目安がないと、焦りやイライラがつのってしまうんです。そうなると冷静に子どもの様子を把握したり、寄り添って話を聞くことが難しくなります。
そこで、今までの登校しぶりの経験をもとに、「子どもの登校の基準」というフローチャートを作りました。
娘から「体調が悪い。」、「学校に行きたくない。」と言われたときには、これを「登校の基準」として落ち着いた対応をしたいと思います▼
- 娘の場合、40分ほど横になっていると腹痛から回復することが多いです
- 話す時間は、話す側や聞く側が疲れないよう1時間程度にしています(※悩みや心配の数、深刻さに合わせて時間を変えるときもあります)
- どんなに前向きな言葉をかけても子どもの表情が変わらなければ、その日はどうしても登校したくない日。「今日は休もう。明日は行けるよう頑張ろうね。」などと妥協案や折衷案を出して休ませます
お子さんの性格や学年、家庭環境(兄弟の有無、親の仕事の調整のしやすさ)によっては全く参考にならないフローチャートかもしれません。あくまでも一つの目安としてご参考いただけると幸いです。
さいごに
今回の記事では、子どもの登校しぶりについて書きました。
私と同じように(もしくは私以上に深刻に)お悩みの方もいらっしゃるかと思います。
子どもの性格や家庭環境はそれぞれ。登校しぶりの対応方法に絶対の正解は存在しないため、難しいですよね。
登校しぶりにお悩みの方の負担が少しでも減り、気持ちが軽くなればいいなという思いからフローチャートを載せました。
ベストの方法を見つけようとしたらキリがないため、ご家庭それぞれにとってベターな方法を見つけていけますように。