こんにちは。やもともりです。
我が家には小学3年生の娘がいます。
親バカですが、可愛い笑顔で周りを幸せにしてくれる、優しくて素直な子。
そんな娘が最近、急に怒ったり泣き出したりすることがあります。
普段通り過ごしているなか、突然怒り出して号泣。こうなると親の手出し口出しはすべて拒否されます。そして1~2時間ほど経つと元に戻ります。
まるでゲリラ豪雨です。
昨日の夕方にも、「宿題やりたくないっ。」とイライラを爆発させた娘。怒りながら大泣きし、子ども部屋にこもってしまいました。
2歳頃に苦労したイヤイヤ期の激しさと似ています。そこに体力と知力が加わり、暴れ具合や反論力がアップした感じです。
話したくないっ。放っておいてっ。あっち行ってて。
分かったから。それ以上話さなくていいっ。
私は最初、娘の豹変が受け入れられず動揺しました。この世で一番大好きな人に拒否されると、心がえぐられます。
調べてみたところ、娘の言動は「中間反抗期」の特徴に当てはまっていました。
中間反抗期とは
中間反抗期とは?
中間反抗期は、5歳~10歳前後の子どもに見られる反抗期です。
「2歳頃の第1次反抗期(イヤイヤ期)」と「思春期の第2次反抗期」の間に起こることから、「中間反抗期」と呼ばれます。
小学3、4年生に関しては「ギャングエイジ」と呼ばれることもあるそうです
中間反抗期の特徴
- 親より友達を重視
- 親の手出し口出しを拒否
- 口答えや反抗的な態度をとる
- 自己主張する
- イライラする
- 感情を爆発させる
- 暴れる
※個人差があります
中間反抗期の存在を知らなかった私は娘に対し、
とイライラすることもありました。
そのためこんな逆効果となる言葉掛けをしたこともあります(今となっては猛省・・・)▼
- 「大声出さないで。ご近所さんがびっくりするよ。」(我慢の限界の娘にさらなる我慢を)
- 「そんな風に泣いてたら赤ちゃんみたいだよ。」(我慢の限界の娘にさらなるストレスを)
- 正論を淡々と述べる(分かったうえで反抗している娘にとっては聞きたくない話)
- 「ママは傷ついた。もういい。もう何も話さない。」(我慢の限界の娘に罪悪感という負担までかける)
しかし娘の言動は、「9歳なのに」ではなく「9歳だからこそ」だったんですね。
世界が広がることは良いことばかりではありません。
他者との比較で思い知らされる自分の弱み。嫉妬。親には話したくないこと。自立したいけどまだまだ甘えたい。上手く言語化できないもどかしさ。学校や家での我慢。勉強や人間関係のストレス。日々成長する体。
色んな感情のコントロールが難しく、ときには爆発させて後悔したり。そういったことを繰り返しながら娘なりに成長しています。
「中間反抗期は成長の通過点」だと思うと、心が少し楽になりました。
中間反抗期の子どもへの対応
しかしながら、、、親も感情を持った人間です。
「こういう時期だから。」と割り切れたら楽なのですが、なかなか簡単にはいきません。子どもから一方的に怒りをぶつけられ拒絶されると、親もイライラもしますし悲しくもなります。
それに、このときの親の対応は子どもの将来にも影響すると思います。受け入れてもらえたという記憶は子どもの自己肯定感を高めますし、優しさのリレーとなるかもしれないからです。
そこで、娘が反抗的な態度を取ったとき、親としてはこのように対応しています。そして時間が解決してくれることを待ちます▼
- イラっとしたときは暴言ではなく息を吐く
- 親は基本的には何も言わない
- 飲み物を出すなどして、心配を表情と態度で伝える(泣いていたらティッシュも)
- 子どもが落ち着くまでは1人にさせるか、距離を取る
- 多少の暴言や物に当たる行動は止めない(危ないものは避難させ、気が済むまでやらせる)
- 子どもの気持ちが落ち着いたら、優しく笑顔で接する
- 理由を無理に聞き出すことはしない
- 求められていないアドバイスや説教をしない
- 「困ったことや伝えたいことがあったら、いつでも話してね。」と伝える
- 子どもから話をしてくれたら、優しくじっくり聞く
- 抱きしめたり、頭をなでたりする(嫌がられなければ)
また、物を壊したりケガをしたりしないように、娘と決めた「一時的なストレス発散法」がこちら▼
- 新聞紙を破ったり丸めたりする
- クッションをソファに投げる / 枕を布団に投げる
- ハンカチやクッションで軽く口を押えて、大声で叫ぶ
- 運動する
- シャワーを浴びる(お風呂に行きたくない、と主張するときには無効)
何でもかんでも「中間反抗期だから仕方ない」で済ませる訳にはいきません。
叱る必要がある場合は子どもが落ち着いたタイミングでしっかりと伝えます。
さいごに
大人びた発言が増えてきたけれど、まだまだ甘えんぼうな娘。
可愛くて仕方がない存在だからこそ、ついそういう風に考えがちだった私。
これからは、無くなっていくことを恐れるよりも、娘がこれから手に入れていくものに目を向けようと決めました。
つらいことも沢山あるだろうけれど、「失敗をさせない」よりも「挑戦を褒めて見守る」姿勢を大切にしたいです。
娘の愛らしい寝顔を見ながら、そんなことを思いました。