こんにちは。やもともりです。
我が家の娘は現在小学3年生。幼稚園の頃から「親子で寝る前に本を読むこと」を習慣としています。
ただ、読書の習慣があるにもかかわらず娘の読解力は高くありません。特に、長い説明文や物語を読み終えたとき、「筆者の主張」や「登場人物の気持ち」を把握していないことが結構あるのです。
まだ小3なので問題ありませんが、今後学年があがるにつれて長文や難解な文章を読む機会は急増しますよね。そろそろ親子読書のやり方を見直す時期かもしれません。
今までの親子読書では、【流し読み】で多くの本を楽しく読んできました。
これからは、楽しく読む姿勢はそのままに、【熟読】を意識して本を読む日も作りたいです。
しかし、小3となると親の提案を素直に聞かないことが多いお年頃。
提案の際に大切なのは、相手にとってのメリットを全面にアピールすること。色々考えた結果が、「プレゼント付きの読書キャンペーン」でした。
プレゼント付きの読書キャンペーンの内容
寝る前の親子読書を30日できたらプレゼントがもらえるという、いたって普通のキャンペーンです。
30日「連続」となると大変なので、まずは累計で30日。プレゼントの内容は娘と相談します。チラシを作って、プレゼント以外にも読書のメリットをたくさん載せました▼
【読むときのポイント】としては4つ▼
- 映像を思い浮かべながら読む →(流し読みにならないように)
- 知らない言葉が出てきたらすぐに質問 →(流し読みにならないように)
- 好きな本、興味がある本を選ぶ →(同じ本を何度読んだっていい)
- 本の内容についてクイズを出し合う →(娘はクイズが好きなので)
基本的には上記に沿って楽しく読書をします。
娘の場合、4つ目の「本の内容についてクイズを出し合う」は特に大切。これを恒例化すれば、読解力を伸ばすための「熟読」や「要約」の練習になります。
具体的には、読書中に以下を見つけて親が一言説明したり、2ページほど読んだらその中からクイズを出したりします▼
- 指示語
- 接続語
- 筆者の主張
- 登場人物の気持ちが分かる箇所(言動や情景描写にも注目)
- 登場人物の性格を表している箇所
- 理由が書かれている箇所
たとえば、
「この方法で」って書いてあるけど、どんな方法のことかな?
とか、
「ところが」って書いてあるから、このあと意外な展開になりそうだね。
他にも、
あきら君はどうして小原くんに怒ったのでしょうか?
といった感じです。慣れてきたら、子どもにクイズを作ってもらい親が答えるのもいいですね。
「熟読」は慣れていないと骨の折れる作業です。やり過ぎると、読書を楽しむはずがいつの間にか退屈な授業になってしまいます。
何日かかけて一冊(あるいは一話)読み終えたときには要約クイズをおこないます。
「筆者は何を伝えたいんだと思う?」、「何が起きて、どうなったかな?」、「登場人物の気持ちはどう変わっていったかな?」などと質問し、子どもに簡単に教えてもらいます。余裕があれば、親子で読後に感想を言い合うのも楽しいです。
さいごに
子どもの読解力を伸ばすために始めた読書キャンペーン。
寝る前に親子で30分読書をします。30日おこなったらプレゼントゲット。娘はプレゼントという言葉に反応し、寝る前の読書を増やすことに了承してくれました。
これから半年を目安に、無理のない範囲で続けたいです。眠い時は寝ます。
「流し読み」と「熟読」はどちらも大切。「そのときの状況や目的、文章の種類」などによって使い分ける必要があります。
今の娘には「熟読」の練習が足りていないため、熟読を意識する日を設けることで読み解くコツを身に着けてもらえたら嬉しいです。
そのうち「親子で本を読むこと」を娘に拒まれる日が来るでしょう。一緒に読書をしてくれる今の時間を大切にしたいと思います。