こんにちは。やもともりです。
先日、娘の小学校の先生から電話がかかってきました。嫌な予感。
RちゃんとYちゃん(←娘)との間でお金のやり取りが発生しているようです。Rちゃんのお母さんから学校にご相談がありました。
Rちゃんは娘の親友。この春4年生になり同じクラスになりました。明るくしっかり者の女の子です。
学校としてはご家庭間で話し合って解決して欲しいそうで、Rちゃんママの電話番号を教えていただきました。
小学生のお金のやり取りトラブル
学校からの電話の後、娘に事情を確認
先生との電話を終えた後、まずは娘に事情を確認しました。
Rちゃんと最近お金のやり取りしたかな?
・・・。Rちゃんと公園で遊んだ時、私が「喉が渇いたから一回家に帰る」って言ったら、「ジュース買うから一緒に飲もう」って言われてオレンジジュースを買ってもらっちゃった。
子ども同士のお金のやり取りは学校で禁止されており、娘には普段からこんな風に伝えていました▼
たとえ1円でも、子ども同士のお金のやり取りはダメだよ。
・やっぱり返して
・今度はあなたが払って
・返し忘れてしまった
のようなトラブルになることがあるからね。
娘にはジュース以外にも買ってもらったか確認しましたが、他にはないとのこと。
私は正直、それを聞いて少し安心しました。オレンジジュースなら数百円。そんなに大ごとにはならないと思ったからです。
ただ、娘の言うことが真実だとは限りません。叱られるのがイヤで隠し事をしている可能性だってあります。
いくつかの疑問
また、私はこの時点でいくつかの疑問を抱いていました。
緊張しながらRちゃんママに電話をかけました。
Rちゃんママへの電話
電話はすぐに繋がりました。Rちゃんママは怒っている様子はなく、少し疲れているご様子。
話を聞いたところ、以下のことを教えてもらいました▼
- Rちゃんが同級生6人にたびたびお菓子などを買ってあげていた
- 今日Rちゃんが男の子たちとポケモンカードを買っているところをRちゃんママが発見した
- Rちゃんに事情を聞いたところ、今までにも色々買ってあげていたことが判明
- 連絡先が分からないご家庭もいたため学校に相談した
- 関わっている人数が多く金額も大きいため混乱している
Rちゃんは、お友達に奢ることで感謝されたり頼られたりすることが嬉しかったそうです。
問題はその内容と金額。
200円くらいかなと思っていた私は、この後金額を聞いてとても驚きました。
Yちゃんには合計で1万円ぐらい、とRが言っています。
他の子もだいたい同じくらいの金額。お菓子やジュースだけでなく、ポケモンカードや1000円ガチャ、UFOキャッチャーに使うこともあったそうなのです。
金額については子どもたちの記憶に頼るしかありません。
私は教えていただけるまで気づけなかったことをお詫びし、「今夜娘とゆっくり話すこと」、「明日、親子でお金をお返しに伺うこと」をお約束しました。
娘に伝えたこと
その日の夜、娘には子ども同士のお金のやり取りがダメな理由を改めて伝えました。
また、ルール違反だと分かっていたのに買ってもらっていたことや、オレンジジュース以外のことを黙っていたことについても注意しました。
みんながやってるからいいかなと思っちゃった。
気持ちは分かるよ。でも、友達のことも自分のことも大切にするためには、ダメだと思うことはやめようね。
みんながやっているから自分もやろうかと迷ったとき、良いことならやる。悪いことならやらない。そう覚えておいてね。
そして娘自身のお小遣いからRちゃんにお返しするよう伝えました。
欲しかった訳じゃなかったのになぁ。
とがっかりして少し不服そうな娘。
タダだからと気軽に厚意を受け取ると、後から支払いが発生することもある。叱られたり謝罪したり、お友達と気まずくなったりすることだってある。
娘はタダより高いものはないことを学んだようです。
娘と一緒にお金を返しに行った
翌日、菓子折りのゼリーを持ってRちゃんのお宅へお金を返しに行きました。
事前に娘と謝る練習もしました。「ごめんなさい」と言うだけではなく、何に対して謝っているのかを伝えることが大切です。
お金を借りてしまってごめんなさい。
Rちゃん親子も、「Rがしたことで迷惑をかけちゃってごめんね。」と優しく迎え入れてくれました。
これからも仲良くしようね。また明日ね~。またお泊り会しようね~。
子ども同士そう言い合った後、家に帰りました。
今回思ったことと、その後の裏話
子ども同士でのお金やモノのやり取り。私自身も子どもの頃に何度か苦い経験をしました。
親が子どもの行動全てを把握するなんて無理ですが、少しでも違和感を抱いたら早めに子どもや周囲の人に確認しようと思います。
また、この件をきっかけにRちゃんママと深い話をする機会が増え、Rちゃんご家族の色んな面を知ることになりました。
その中には知りたくなかったことも、ブログでは書けない内容も含まれていました。聞いていて泣きそうになることも、心配になることも。正直なところ、距離を置いた方がいいかもしれないと思ってしまう瞬間さえありました。
しかしそれ以上に、Rちゃんママのことをもっと好きになりました。どうかRちゃん親子が笑顔いっぱいの日々を過ごせますように。
ちなみに、娘のお小遣いから減ってしまった1万円。娘がしっかり反省の色を見せてくれたので、今回は私の財布から補填しました。
娘には、「自分のお金だけではなく、他の人のお金も大切なもの」だと思える人になってもらいたいです。